阪神・小野寺暖(写真提供・阪神タイガース)
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 7月末のトレード期限が迫る中、各球団が最後の獲得調査に動き回っている。今季はリーグ全体で“投高打低”が顕著となっていることもあり、余剰戦力となっている打力のある野手を中心に“最後の動き”がありそうな気配もする。

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 今シーズン開幕後にはここまで2件のトレードが成立している。6月25日には歴史的な低迷に苦しむ西武が若林楽人(外野手)との交換で、巨人で出場機会を減らしていた松原聖弥(外野手)を獲得。今月に入ってからも5日に同じく西武が育成契約の斉藤大将(投手)を放出して、パ・リーグで首位を走るソフトバンクの野村大樹(内野手)を迎え入れた。

 先述の通り、今季はどのチームも得点力不足となっており、終盤戦へ向けてそこが“補強ポイント”になるのは間違いなさそうだ。そんな中で他球団から“狙い目”とされているのはどの選手なのだろうか……。

「一番人気はビシエド(中日/一塁手)でしょう。立浪和義監督の意向もあり今後も起用される可能性は低そうに見える。全盛期の打力こそないが存在感抜群で、DH制のあるパ・リーグなら休養しながら戦力になれるはず」(スポーツ新聞プロ野球担当デスク)

 かつては首位打者にもなった来日9年目のビシエドは昨季に成績を落とし、今季も振るわない日々が続く。6月6日のソフトバンク戦(バンテリンドーム)で本塁打も放ったものの調子は上がらず、ここまで打率は2割台前半。6月9日には再び登録抹消となって二軍暮らしとなっている。ただ、二軍では打率3割以上をキープするなど、“格の違い”は見せており、まだ期待できる選手という評価も多い。2021年のオフに結んだ3年契約も今季で終わるだけに、動く球団もあるかもしれない。

 また、昨年名門でブレイクした若手も“可能性”があるとして名前が浮上しているという。

「秋広優人(巨人/外野手)も大きな注目を浴びている。阿部慎之助監督は今のところ(秋広を)評価しておらず、私生活を含めた野球への姿勢に度々苦言を呈している。今後も起用機会は限定されると見られ、条件次第では巨人が手放す可能性もゼロではないはず」(在京テレビ局スポーツ担当)

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