今季はNPB史に残りそうな投高打低の状態が続いている。各方面で指摘されるように「ボールが飛ばなくなった」という声もあるほど攻撃面で苦しむチームが多い。トレード期限が迫ってきているが、やはり“打力”を秘める選手が人気となっているようだ。
「もちろん投手力アップを狙う球団もある。侍ジャパンにも選出された救援右腕の湯浅京己(阪神)はチームの中で干された感もあり狙い目になり得る。しかし今季に関しては、どのチームが動くにしても、『打てない中でも得点力を上げる』ことを目的としたトレードになりそうだ」(在京球団編成担当)
今シーズン、セ・リーグはどこのチームが優勝してもおかしくない混戦が続き、パ・リーグもソフトバンクが独走となっているが、西武を除いた4球団がAクラス入りを争っているという状況。何かの“キッカケ”があれば、どのチームも上位に行けるため、ここからのトレードが大きな意味を持つかもしれない。期限までにトレードを敢行するチームは現れるのか。ここで的確な補強ができれば、チームに勢いを与えられるはずだ。