秋広は昨年レギュラーを手中に収めた感じもしたが今季は二軍スタート。その後に何度か一軍昇格したが17試合の出場にとどまり、打率.229、本塁打ゼロとくすぶっている。今季就任したばかりの阿部監督は“実力主義”の起用も目立っており、思い切った決断をしてもおかしくないという声もある。

 連覇を狙う阪神にもトレードの“狙い目”として魅力的な選手がいる。

「小野寺暖(阪神/外野手)も候補になるかもしれない。今季は外野だけでなく三塁にも挑戦するなど出場機会増が予想されたが、ここまで期待外れ感もある。連覇を狙うチームは苦戦しているがイキの良い若手も出始めている。26歳という年齢も売り時と評価されるかもしれない」(スポーツ新聞プロ野球担当デスク)

 小野寺は日本一となった昨季は43試合出場で打率.347と存在感を見せた。今季も開幕一軍入りを果たしたが結果が出せず今は二軍でプレー。その間に若手の前川右京や野口恭佑が頭角を現してきた中で立場がなくなりつつある。だが、昨シーズン限られた出場機会で結果を残し、プロ入り以降二軍でも常に安定した打撃を見せてきただけに、他チームからの“需要”はありそうだ。

 その他、右打者ではリチャード(ソフトバンク/一塁手)と中村奨成(広島/外野手・捕手)の名前が挙がる。

「リチャードは小久保裕紀監督が二軍監督時代から大きな期待をかけて指導している。しかし伸び悩みが長期にわたっており先行きが見えなくなってきた。中村は女性問題などもあり各球団が慎重になっている部分もある。しかし潜在能力は素晴らしいので、獲得に動くところがあるかもしれない」(スポーツ新聞プロ野球担当デスク)

 また左打者ではともに“甲子園のスター”としてドラフト1位でプロ入りした清宮幸太郎(日本ハム/一塁手・三塁手)と平沢大河(ロッテ/遊撃手)の名前が聞こえる。

「怪物と言われた清宮もプロ7年目の25歳。体質改善や複数ポジションへの挑戦など色々と取り組むも、一番の武器である打撃で結果が出ない。平沢も高校時代は打力のある遊撃手として話題となったが、プロではポジションも定まらず26歳になった。清宮、平沢ともに時間は残されていないが、新たな環境でのブレイクを見込む球団もあるはず」(在京テレビ局スポーツ担当)

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