鈴木涼美さん
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 作家・鈴木涼美さんの連載「涼美ネエサンの(特に役に立たない)オンナのお悩み道場」。本日お越しいただいた、悩めるオンナは……。

【写真】タトゥーがセクシーな小麦色の肌…39歳の鈴木さん

Q. 【vol.15】不倫相手をどんどん好きになってしまうワタシ(30代女性/ハンドルネーム「りいさ」)

 現在不倫中の30代独身女です。同じ職場の男性とひょんなことからホテルに行き、そのまま意のなすままに関係を持ちました。相手は元同級生の既婚男性。駄目なことだとは分かっていても、何度も関係を持ってしまいます。奥様にも不倫はバレており、一度は関係を清算したにもかかわらず、私から連絡してしまい、時間を見つけてはコソコソ会い、どんどん好きになっていきます。もうどうしたらいいか分かりません。

 思い返せば学生時代はたいした恋愛はしておらず、いつも片想いのまま終わっていました。可愛いね、なんて、素敵な言葉をかけてもらったことはありません。大人になり、初めてできた彼は既婚男性(現在の方とは違う)で、不倫関係をつづけていましたが、私に好きな人ができ、破局。その後も恋愛はうまくいかず、やっと叶った恋はまたもや不倫。楽しい・うれしい半面、つらい・苦しい思いもあり、悩んでいます。私は、今後どうするべきなのでしょうか?

A. 欲しいのは愛? それともインスタントな自己肯定感?

 自分にどれくらいの価値があるのか、それはどんな価値なのか、知りたくて仕方ない。何か実感を伴う手掛かりが欲しい。そんなまだ若くて不安定な女が安易に頼ってしまいがちな“仮初めの価値を実感できる手段”というのがいくつかあり、不倫や売春はその典型例だと個人的には思います。

 
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鈴木涼美

鈴木涼美

1983年、東京都生まれ。慶應義塾大学在学中にAV女優としてデビューし、キャバクラなどで働きつつ、東京大学大学院修士課程を修了。日本経済新聞社で5年半勤務した後、フリーの文筆家に転身。恋愛コラムやエッセイなど活躍の幅を広げる中、小説第一作の『ギフテッド』、第二作の『グレイスレス』は、芥川賞候補に選出された。著書に、『身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論』『非・絶滅男女図鑑 男はホントに話を聞かないし、女も頑固に地図は読まない』など。近著は、源氏物語を題材にした小説『YUKARI』

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不倫が「煌めく」わけ