そんなにメチャクチャ頻繁「マクド食べたい!」って言うわけではないし、言ってくれたものは食べさせてあげたい。マクドとかおやつの話に限らず、息子が「食べたい」以外で「○○したい」と言ってくれたことはできるだけかなえてあげたいと思っている。その気持ちのほうが大きい。

 何か食べたいとか、やりたいと言ったことは「いいよ」と、まず話してから、「でもね」と会話して、お互いで交渉する術を学んでほしいなと考えています。

 例えば「グミだったら5粒ね」とか条件をつける。晩御飯の前にゼリーを食べたがったら「デザートに食べない?」と提案します。あれもダメ、これもダメとダメダメ言い過ぎて、隠れて食べるようになるほうが嫌。

私の子どものころはというと

 そんな私が子どものころは、実は「なんでも食べていいよ」でした。

 でも、6歳年上のお姉ちゃんがめちゃくちゃストイックで、真面目で、私のことが大好きで、妹思い。世話焼きだったから、私がクラシックバレエを一生懸命やっていたので、イコール、体型をキープしなければならないと、お姉ちゃんが食事管理をしてくれていました。だから、家でのご飯は玄米とささみが基本(笑)。

 お母さんはというと、だいぶゆる~いタイプで(笑)、食べるの大好き。バレエレッスンのお迎えに来てくれると、夜の8時とか9時にマクドのチーズバーガー食べて一緒に帰る。お母さんは「お姉ちゃんに秘密ね!」と言って、お母さんが自分の気持ちの味方でいてくれるのはすごく嬉しかった。

 だから私も息子にとってそういう存在でありたい。お母さんは、絶対にダメと言わない。ダメの代わりの方法を一緒に考えてくれるんです。

 私は、お母さんほどおおらかでもないし、許容範囲も広くないけど、息子には極力、そういう存在でありたいと思っています。ダメダメ言い過ぎて、お母さんに隠し事をしなきゃと思ってほしくない。それはすごく思っています。

(構成/AERA dot.編集部・太田裕子)

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一児の母、タレント・ブランドプロデューサー。1995年6月30日生まれ、大阪府出身。原宿系ファッションのカリスマ読者モデルとして10代を中心に人気を集め、パートナーのryuchellとバラエティ番組やTVCMに多数出演。一児の母となった現在は育児や生活の様子を投稿したSNSが人気。

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