「この子が幸せに生きるために親としてどう教育したら良い」かと、りっちゃんママさんは聞きますが、親の態度がそのまま、子供への教育になると僕は思っています。

 よく言う、「子供は親の言う通りではなく、親のやっている通りに育つ」というやつです。

 親が元気で、「なんとかなる」と思いながら子供に接していけば、子供もやがて「なんとかなる」と思うようになるのではないかと僕は思っているのです。

 親が「どうしようもない」とか「もうだめだ」と思っていると、子供も同じような思考になるんじゃないかということです。

「生きていくのがより厳しくなるこの日本」とりっちゃんママさんは書かれていますが、未来を担うすべての子供のために、そんな日本にならないように、自分のできることをできる範囲でやっていくことが、大人の大切な仕事だと僕は思っています。

 電車で泣いている赤ん坊を変顔じゃなくて温かい目で見ることや、諦めずに投票に行くことや、子供達の防寒や熱中症対策よりルールを優先するブラック校則に抗議することや、いろんなことが大人はできると思っています。

 やがて、りっちゃんママさんの娘さんが思春期を迎える時期には、ジェンダーギャップ指数が、先進国なみになっていればいいなあと心底思います。

「出産後メンタルが不安定」になるのは当然のことで、娘の将来が心配になるのも当然のことです。

 でも、ここはひとつ、「おうりゃあ!」と踏ん張って、自分の生活を前向きにしていくことが、子供の育ちにとって大切なことなんじゃないかと僕は思います。

 りっちゃんママさん。どうですか?

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