FA時には原監督が直々に電話で交渉し、1番打者として起用することを明言。当時32歳と脂の乗った時期だったとはいえ、4年総額8億円(推定)というのは破格の契約オファーだった。巨人として最大限の誠意を見せた形だったが、未だその金額に見合った活躍を見せられていない。今季もここまで27試合の出場で打率.236(55打数13安打)、0本塁打、3打点、1盗塁と物足りない数字が並ぶ。
だが、このまま終わるわけにはいかない。梶谷のケガを恐れないガッツ溢れるプレーが増えれば、個人の成績はもちろん、チームの順位も上がってくるだろう。若手中心の新たなチームとなりつつある巨人だが、その中で苦しむベテランの梶谷が存在感を見せれば勢いは増すはず。移籍3年目を迎えた梶谷の活躍を関係者の誰もが望んでいる。