こうしたストレッチの効果を最大化するために、最適な「時間帯」はあるのだろうか。
比嘉氏によれば、ゴルフやランニングなど、日常的に運動に取り組んでいる人なら、ケアを含めてその運動後にストレッチを行うのがいい。それが無理なら、次におすすめなのは、入浴後の体が温まっている時間帯。そしてもう一つ。
「朝起きてからと寝る前です。朝のストレッチは体温を上げることで体を目覚めさせてくれますし、寝る前のストレッチはストレッチがもたらすリラックス効果で副交感神経が優位になり、よい睡眠へ導いてくれます」(比嘉氏)
もちろん、デスクワーク中に肩がこって仕方ないという人は、休憩時間にやってみてほしい。そして、そもそも「不調」なのだから、どのストレッチも無理に伸ばさず、「イタ気持いい」と感じるところで止めることが肝要だ。
(構成:生活・文化編集部 森 香織/写真:宮田幸司/モデル:佐藤あかり)