東御市で最初の一杯を味わったら、いよいよワイナリーめぐりに出発しよう。所沢川沿いに面した「Rue de Vin(リュードヴァン)」は、ちょっと南仏っぽい雰囲気が漂うおしゃれなワイナリー。もともとは荒れ果てたりんご園だったが、醸造家の小山英明さんが引き継いで、小さな畑からぶどう栽培を始めた。いま、自由に見学できる広大なぶどう畑は、16年かけて少しずつ広げていったものだ。ショップやレストランも備えている。
うれしいのは、週末のみ、小山さんの自宅をリノベした宿泊施設が開放されること。2組限定だが、帰りを気にせずワイン付きのディナーを楽しめて、朝はフレンチスタイルの朝食が待っている。
「VILLA D’EST GARDENFARM AND WINERY(ヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー)」は、2003年に開設された東御市最初のワイナリー。エッセイストでもある玉村豊男さんが開いたワイナリーで、醸造家を育てるアカデミーも開設するなど、パイオニアとしての存在感を放つ。
12ヘクタールにも及ぶ広大なぶどう畑は自由に散策ができ、早速歩いてみると、雑草をむしゃむしゃと食べる一頭のヤギに遭遇。近づくと頭突きの一撃を食らってしまった!ハイジ気分(?)を味わった後は、ワイナリー2階のカフェレストランへ。食通としても知られる玉村さんこだわりのレストランで、食事やスイーツを楽しめる。もちろんワインのテイスティングもできる。
東御市はじめ東信地域のワインを豊富に取りそろえるワインショップ兼レストラン「TOMI WINE CHAPEL(東御ワインチャペル)」や信州ワインと食材を取り揃えた一軒家レストラン「ノンナジーニャ」などもおすすめだ。
酒蔵と温泉のある城下町
新潟県新発田市
江戸時代に越後有数の米どころとして栄えた、城下町・新発田。酒蔵見学はもちろん、「日本100名城」の一つ新発田城や、国指定名勝の清水園など、歴史的なスポットが残る町並み巡りも楽しめる。