
「読書」に関する記事一覧






隠れた名作を発掘する書店と出版社の試み 「#やっぱり本が好き」フェアの楽しみ方
コロナ禍の今だからこそ、いい本を発掘して読者に届けたい! そんな書店と取次と出版社の思いをつなげる『#やっぱり本が好き』フェアが、3月16日(火)から順次、全国書店約500店で始まっている。今回のフェアでは、新刊ではなく、既刊の文庫から、不朽の傑作、隠れた名作……などなど、よりすぐりの小説を見つけてもらうことが大切。<本の問屋と書店が選ぶ、心の一冊を集めたフェア>をコンセプトに、取次トーハンが選んだ12作と、書店が選んだ作品の約14作が展開される。数が多すぎて選べない、どうやって選んだら良いのだろう、と悩む方のために、書評家の大矢博子氏が特にオススメの3冊を紹介。どの本をどう楽しむかはあなた次第。あなただけの「やっぱり本が好き」と思える1冊と出会ってほしい。
特集special feature



東日本大震災の遺児たちの悲しみに耳を傾け続ける…あしなが育英会の10年 #あれから私は
給付金に関するポスターを掲示するあしなが大学奨学生(写真提供=あしなが育英会) 遺児支援の一環として10年間にわたり継続してきたのが子どもたちにその時の思いを作文にしてもらうケアプログラムだ 病気や災害、自死などで親を亡くした遺児の進学を支えているあしなが育英会。東日本大震災でも、震災発生直後から親をなくした遺児への支援に積極的に取り組んできた。自らも宮城県で被災し、大学卒業後からあしなが育英会の職員として、遺児たちのサポートを続けてきた山下高文さんが書籍『お空から、ちゃんと見ててね。―作文集・東日本大震災遺児たちの10年』(あしなが育英会・編)に寄せた手記を紹介する。

東日本大震災から10年…被災地の光と影 「死」と真正面から向き合った取材者は今
死者1万5千人以上、行方不明者2千人以上――。戦後最大の災害となった東日本大震災に気鋭のノンフィクション作家はどう向き合ったのか。震災直後から約1年間、津波被災地の宮城県南三陸町に駐在し、目にした惨状や絶望の中を生きる人々の気高さを描いた『災害特派員』を出版した朝日新聞記者でルポライターの三浦英之氏と、震災直後の日本製紙工場(宮城県石巻市)の奮闘を描いた『紙つなげ』や、在宅介護を通じて命の終わり方にどう向き合うのかを投げかけた『エンド・オブ・ライフ』(Yahoo!ニュース|本屋大賞 2020年 ノンフィクション本大賞」受賞作)を昨年敢行した佐々涼子氏の対談の後編。被災地の光と影を見続けてきた2人は今、何を思うのか。

極限状態の中で描きたかった「希望」 新聞記者が見た東日本大震災
東日本大震災の発生から10年を迎える。あの日、最前線の現場では何が起きていたのか。震災直後から約1年間、津波被災地の宮城県南三陸町に駐在し、目にした惨状や絶望の中を生き抜く人々の気高さを描いた『災害特派員』を2月に出版した朝日新聞記者でルポライターの三浦英之氏と、震災直後の日本製紙石巻工場(宮城県)の奮闘を描いた『紙つなげ』を刊行し、在宅介護を通じて命の終わり方にどう向き合うのかを投げかけた『エンド・オブ・ライフ』で昨年、Yahoo!ニュース|本屋大賞2020ノンフィクション本大賞を受賞した佐々涼子氏が、作品には記せなかった「取材者の本音」について語り合った。
