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「読書」に関する記事一覧

慰安婦だけでなく部落問題でも 米ハーバード大教授の論文に「撤回要求」相次ぐ
慰安婦だけでなく部落問題でも 米ハーバード大教授の論文に「撤回要求」相次ぐ 米国の名門ハーバード大学のラムザイヤー教授が慰安婦問題や日本のマイノリティー(少数者)について書いた論文が、国際的に大きな波紋を広げている。「先行研究を無視し文献の扱いが恣意的だ」などとして米国の大学教授や韓国社会から批判の声があがり、日本でも学者らが抗議の緊急声明を発表。論文掲載の撤回を求める声が相次ぐ一方で、日韓の保守・右派からは擁護論も出ている。論争はどのように広がっているのか。
「沖縄が受けてきた仕打ちを知ること」望月衣塑子記者が感じる“偏向”への怒り
「沖縄が受けてきた仕打ちを知ること」望月衣塑子記者が感じる“偏向”への怒り 「元々、普天間基地は田んぼの中にあった。周りにはなにもない。そこに商売になるということで人が住みだした」。百田尚樹氏がネット上に広がる虚偽の言説を事実のごとく発信し、「沖縄の新聞はつぶさなあかん」と述べたのは、2015年6月25日、自民党の学習会でのことだ。
「小1の時、母は37歳で亡くなった」そう思っていた石井裕也監督が気づいた衝撃の事実
「小1の時、母は37歳で亡くなった」そう思っていた石井裕也監督が気づいた衝撃の事実 映画「舟を編む」が日本アカデミー賞最優秀作品賞、「夜空はいつでも最高密度の青色だ」がキネマ旬報ベストワン……。37歳にして、すでに数々の栄誉を手にしている映画監督の石井裕也さん。2020年には、AERAの連載エッセイを中心に編んだ初の著書『映画演出・個人的研究課題』を刊行。そして今年も監督作2本の劇場公開が予定されている。さらなる充実期を迎えようとしている日本映画の先頭走者は、コロナ禍の今、何を考えているのだろうか?
マスクが人間の精神構造を変えた…「羞恥心」を失った日本人の末路を憂う映画監督・石井裕也の戦い方
マスクが人間の精神構造を変えた…「羞恥心」を失った日本人の末路を憂う映画監督・石井裕也の戦い方 2020年、新作映画「生きちゃった」を公開し、初のエッセイ集『映画演出・個人的研究課題』を刊行した石井裕也監督。コロナ禍の逆風にさらされながら、2021年も「アジアの天使」「茜色に焼かれる」と2本の新作映画が公開目前であり、変わりなく精力的な活動を続けている。しかし、エッセイ集の章立てを第1部(2018、2019年)と第2部(2020年)にわざわざ峻別しているように、コロナ前と後とで石井監督の、映画づくりへの考え方は大きく変化したという。
隠れた名作を発掘する書店と出版社の試み 「#やっぱり本が好き」フェアの楽しみ方
隠れた名作を発掘する書店と出版社の試み 「#やっぱり本が好き」フェアの楽しみ方 コロナ禍の今だからこそ、いい本を発掘して読者に届けたい! そんな書店と取次と出版社の思いをつなげる『#やっぱり本が好き』フェアが、3月16日(火)から順次、全国書店約500店で始まっている。今回のフェアでは、新刊ではなく、既刊の文庫から、不朽の傑作、隠れた名作……などなど、よりすぐりの小説を見つけてもらうことが大切。<本の問屋と書店が選ぶ、心の一冊を集めたフェア>をコンセプトに、取次トーハンが選んだ12作と、書店が選んだ作品の約14作が展開される。数が多すぎて選べない、どうやって選んだら良いのだろう、と悩む方のために、書評家の大矢博子氏が特にオススメの3冊を紹介。どの本をどう楽しむかはあなた次第。あなただけの「やっぱり本が好き」と思える1冊と出会ってほしい。

この人と一緒に考える

突如「サウナ」に目覚めた水野美紀がclubhouseで「初心者がサウナーたちから教わる部屋」を立ち上げてみる
突如「サウナ」に目覚めた水野美紀がclubhouseで「初心者がサウナーたちから教わる部屋」を立ち上げてみる 水野美紀さん イラスト:唐橋充  42歳での電撃結婚。そして伝説の高齢出産から3年。母として、女優として、ますますパワーアップした水野美紀さんの連載「子育て女優の繁忙記『続・余力ゼロで生きてます』」。今回は「サウナ」について。
「反対運動に日当」「黒幕は外国勢力」沖縄をめぐる悪質なデマと差別の底にあるもの
「反対運動に日当」「黒幕は外国勢力」沖縄をめぐる悪質なデマと差別の底にあるもの 保守系論壇やネット言論から「偏っている」と批判される「琉球新報」「沖縄タイムス」の記者たちを徹底的に取材した、ジャーナリスト・安田浩一の『沖縄の新聞は本当に「偏向」しているのか』(朝日文庫)。偏見・無関心・冷淡さ……沖縄に向けられる「本土」からの視線に、安田は何を思ったのか。(敬称略、「文庫版あとがき」の一部を抜粋・改編)

特集special feature

    東日本大震災遺児たちの言葉に尽くせない体験…あしなが育英会が共に歩んだ10年とこれから #あれから私は
    東日本大震災遺児たちの言葉に尽くせない体験…あしなが育英会が共に歩んだ10年とこれから #あれから私は 病気や災害、自死などで親を亡くした遺児の進学を支えているあしなが育英会。東日本大震災でも、震災発生直後から親をなくした遺児への支援を積極的に取り組んできた。支援の拠点である東北レインボーハウスで所長を務めているのが西田正弘さんだ。書籍『お空から、ちゃんと見ててね。―作文集・東日本大震災遺児たちの10年』(あしなが育英会・編)に寄せた西田さんの手記を紹介する。
    東日本大震災の遺児たちの悲しみに耳を傾け続ける…あしなが育英会の10年 #あれから私は
    東日本大震災の遺児たちの悲しみに耳を傾け続ける…あしなが育英会の10年 #あれから私は 給付金に関するポスターを掲示するあしなが大学奨学生(写真提供=あしなが育英会) 遺児支援の一環として10年間にわたり継続してきたのが子どもたちにその時の思いを作文にしてもらうケアプログラムだ  病気や災害、自死などで親を亡くした遺児の進学を支えているあしなが育英会。東日本大震災でも、震災発生直後から親をなくした遺児への支援に積極的に取り組んできた。自らも宮城県で被災し、大学卒業後からあしなが育英会の職員として、遺児たちのサポートを続けてきた山下高文さんが書籍『お空から、ちゃんと見ててね。―作文集・東日本大震災遺児たちの10年』(あしなが育英会・編)に寄せた手記を紹介する。
    東日本大震災から10年…被災地の光と影 「死」と真正面から向き合った取材者は今
    東日本大震災から10年…被災地の光と影 「死」と真正面から向き合った取材者は今 死者1万5千人以上、行方不明者2千人以上――。戦後最大の災害となった東日本大震災に気鋭のノンフィクション作家はどう向き合ったのか。震災直後から約1年間、津波被災地の宮城県南三陸町に駐在し、目にした惨状や絶望の中を生きる人々の気高さを描いた『災害特派員』を出版した朝日新聞記者でルポライターの三浦英之氏と、震災直後の日本製紙工場(宮城県石巻市)の奮闘を描いた『紙つなげ』や、在宅介護を通じて命の終わり方にどう向き合うのかを投げかけた『エンド・オブ・ライフ』(Yahoo!ニュース|本屋大賞 2020年 ノンフィクション本大賞」受賞作)を昨年敢行した佐々涼子氏の対談の後編。被災地の光と影を見続けてきた2人は今、何を思うのか。
    極限状態の中で描きたかった「希望」 新聞記者が見た東日本大震災
    極限状態の中で描きたかった「希望」 新聞記者が見た東日本大震災 東日本大震災の発生から10年を迎える。あの日、最前線の現場では何が起きていたのか。震災直後から約1年間、津波被災地の宮城県南三陸町に駐在し、目にした惨状や絶望の中を生き抜く人々の気高さを描いた『災害特派員』を2月に出版した朝日新聞記者でルポライターの三浦英之氏と、震災直後の日本製紙石巻工場(宮城県)の奮闘を描いた『紙つなげ』を刊行し、在宅介護を通じて命の終わり方にどう向き合うのかを投げかけた『エンド・オブ・ライフ』で昨年、Yahoo!ニュース|本屋大賞2020ノンフィクション本大賞を受賞した佐々涼子氏が、作品には記せなかった「取材者の本音」について語り合った。

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