諸河久
55年前「銀座」から名物都電が消える日 高度経済成長期に役目を終えた銀座線「有終の美」
鉄道写真家の諸河久さんが4年半にわたってお届けしてきた50年前の都電とその街並みを振り返るこの連載は、今回が最終回。このコラムで紹介してきた写真はこれまで諸河さんの著書などで掲載されることはあったものの、ウェブニュースではほぼすべてが初公開だった。撮影日なども書き入れて記事を配信してきたが、これは現在75歳の諸河さんが高校生の頃から撮り始めた写真のフィルムを保存する際に、撮影年月日などの情報を記録し、細かく管理していたから可能になった。当時のフィルムを筆者自らがデジタルデータ化し、ニュースサイト「AERA dot.」で配信してきた。そのため、普段は鉄道や路面電車に興味がない読者の目にも留まることになり、多くの読者から当時の東京の美しさや「都電を復活してほしい」といったお声までいただいた。
AERA
11/12