子どもがいる家庭なら、一度は通るといっても過言ではない、青いレールに電車を走らせるおもちゃ「プラレール」。
タカラトミーを代表するおもちゃのひとつで、最初に発売されたのは1959年のこと。2024年に65周年を迎えた今まで、基本スペックのモデルチェンジを一度も行っていない、驚異的なベストセラー商品です。
いつの時代も子どもたちの心をつかみ続ける魅力はどこにあるのか?ひも解いていきましょう。
プラレールの魅力とは
プラスチックのレールの上で、電車を走らせるのが基本の遊び方。発売当初はレールの上の電車を手で転がして遊ぶものでしたが、1961年に「電池一本で3両編成」という基本スペックが誕生し、これが今でも引き継がれています。
タカラトミーの公式サイトにも記載があるように、一番の魅力は「自由度の高さ」。豊富なレールや情景のパーツを使って、好きなようにレイアウトを組み、好きなように電車を走らせることができます。
まっすぐなだけでなく、カーブや三角ポイント、鉄橋、駅、踏切などのレールのパーツをど組みあわせるかによって、電車の走り方が変わるので、想像力と工夫する力を育む知育おもちゃとしても優秀なのです。
発売当初は架空の電車を走らせるおもちゃでしたが、実在する電車を走らせることができるようになったのも、魅力のひとつ。新幹線やローカル線の車両まで、多数の車両パーツが存在し、レールや情景パーツと合わせて毎年新しい商品が発売されているので、飽きることがありません。
さらに機関車トーマスのプラレールや、JRと共同で実在する新幹線がロボットに変形する「新幹線変形ロボ シンカリオン」シリーズを開発。さらにTVアニメ化するなど、ただの商品だけでなくコンテンツを生み出すことにも成功しているのです。
こんなに充実してるって知ってた?プラレール車両
キャラクターのタイアップ商品なども豊富に登場。実在車両も、定番のものから、新しい車両まで、幅広く押さえられています。
想像力をかきたてるパーツ商品
シンプルなレールのほかに、どう連結しようかワクワクが止まらなくなる、パーツ商品も充実!こんなのものがあるのか!と大人も心ときめくラインナップ。
まとめ
その時代を取り入れつつ、ベーシックな魅力を崩さずに間口を広げ続けているプラレール。さまざまなおもちゃが登場しても、圧倒的なシェアを誇る秘密は想像力をかきたてる拡張性にあったようです。
(暮らしとモノ班・担当A)
モノ系を得意とする編集・ライター。ユニクロですら店舗で商品を見ても通販で買うほど通販が好き。出版社での雑誌編集経験やファッション通販サイト運営会社でのコンテンツ・マーケティング経験を生かして、みなさまにおすすめのモノや買い方の情報をお届けしています。