山本淳子
源氏物語を読むうえで知っておきたい“紫式部の「負け組」感覚” 青春時代は父親の失業時代
大河ドラマ『光る君へ』でも描かれているように、貴族の間でも大きな格差が存在した平安時代。『源氏物語』の作者・紫式部もその上流貴族たちのきらびやかな生活に憧れたと推測するのは、平安文学研究者の山本淳子氏だ。著書『平安人の心で「源氏物語」を読む』(朝日選書)から一部を抜粋、再編集し、その理由を解説する。
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