日大アメフト部、セクハラ次官、加計学園…“謝り方大失敗”の共通点とは
AERA「申し訳ございません」。そう頭を下げる姿を今年はよく目にする。謝っているのに、見ていて逆にムカムカしたり。悪いことをした人のはずなのに、むしろ好印象を持ったり。正しく謝れば、事態は逆転できる。謝り方で全てが変わる。* * *「福田の人権は、ナシってことなんですかぁ」 セクハラで傷ついた女性への配...
「申し訳ございません」。そう頭を下げる姿を今年はよく目にする。謝っているのに、見ていて逆にムカムカしたり。悪いことをした人のはずなのに、むしろ好印象を持ったり。正しく謝れば、事態は逆転できる。謝り方で全てが変わる。* * *「福田の人権は、ナシってことなんですかぁ」 セクハラで傷ついた女性への配...
日大アメリカンフットボール部の悪質タックル問題で、同大学の教職員組合が記者会見を開き、田中英寿理事長の辞任などを求める要求書に大学や付属高校の教員から752人分の署名が集まり、大学へ提出したと報告した。お笑い芸人のカンニング竹山さんは「力士の暴力問題から理事長選挙に発展したケースとまったく同じ」と...
日本大学のアメフト問題では、ドイツ語の講師をしている志田慎(しだ・まこと)さん(50)に、関心が集まった。日大出身で約20年間、非常勤講師をしている 志田さんは、2学部で週10コマの授業を教えている。 アメフト部の悪質タックルで問題になった前監督の内田正人氏(62)は日大の常務理事をようやく辞任し...
発生から1カ月ほどが経った今も批判が止むことのない、日本大学アメフト部の悪質タックル問題。内田正人元監督や井上奨元コーチによる会見での司会者のお粗末ぶりが火に油を注ぐ事態となるなど、その後の日大の対応にも批判が集まった。なぜあのような事件が起きてしまったのか。問題を先送りにして改革に失敗する現象な...
「あなたとともに100万人の仲間とともに」。こんな言葉を売り物にしている日本大学。マンモス大学のブランドは、アメフト問題で地に落ちた。大学当局への批判が高まる中、トップの“黒い交際”も発覚したが、なぜ歪な権力構造が生まれたのか。 半世紀前の「日大闘争」がその後の大学運営に暗い影を落としている、という...
日大アメフト部の悪質タックルの問題や、国会で論争が続く森友学園・加計学園問題など、真実がなかなか明らかにならない事件が続いている。背景には、根深い権威主義があるようだ。 事実が軽視され、虚偽が重ねられていく。それはおそらく、権力者側の都合で。 5月28日、安倍首相は、「伝聞の伝聞」として、加計学園...
日本大学アメフト部の問題は、大学の運営体制にも懸念を抱かせる事態を招いている。自浄作用はなぜ機能しないのか。背景には体育会主導の権力構造が浮かぶ。* * *「謝っても謝りきれない。このような事態を招いてしまい申し訳ございません」 5月25日。日本大学の大塚吉兵衛学長は沈痛な面持ちで頭を下げ、ア...
6月1日の就職活動解禁日を迎え、本格的に就職活動がスタートする。しかし、いまだおさまる気配を見せないのが、日本大学アメリカンフットボールの悪質タックル問題だ。日大 文理学部4年生の男子学生はこういう。「この子も嘘をつくのではないかと日大生が同じように見られるのは迷惑です。私は聞かれていませんが、友...
放送作家・鈴木おさむ氏の『週刊朝日』連載、『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回は「自問自答」をテーマに送る。* * * うちの息子が3歳手前になり、なんでも「これ、なんで?」と聞いてきます。これはあるあるだそうですが、それに対して、どこまでちゃんと答えたらいいか悩む親。これもあるあるな...
日本大アメリカンフットボール部のラフプレーを巡る騒動は、収まる気配がない。緊急会見を開いた大塚吉兵衛(きちべえ)学長は「監督が全面的に悪いとなっているが、本当のことはよくわからない」と説明したが、内田正人前監督の絶対的な影響力が、名門を支配していた構図が見えてくる。 5月26日、関西学院大は日大か...