トランプ大統領誕生で米試す中国 狙いは尖閣奪取か?
AERA中国、トランプ、北朝鮮、日本を取り巻く環境がきな臭くなっている。専守防衛に徹し、海外に展開できる装備は持たない自衛隊。安保法とトランプ大統領の誕生で、どう変わろうとしているのか。AERA 12月12日号では「自衛隊 コストと実力」を大特集。最新兵器から出世レース、ミリメシまでいまの自衛隊に密着して...
中国、トランプ、北朝鮮、日本を取り巻く環境がきな臭くなっている。専守防衛に徹し、海外に展開できる装備は持たない自衛隊。安保法とトランプ大統領の誕生で、どう変わろうとしているのか。AERA 12月12日号では「自衛隊 コストと実力」を大特集。最新兵器から出世レース、ミリメシまでいまの自衛隊に密着して...
尖閣諸島で繰り返される中国の領海侵入。現場で体を張るのは、海上保安庁の専従班。すさまじい勢いで海洋警察の組織強化を進める中国に対し、緊張が高まる。「貴船は我が国の領海に侵入している。日本領海内の無害ではない航行は認めない。直ちに出域せよ──」 8月上旬、沖縄本島の西方約410キロにある尖閣諸島。島...
尖閣諸島周辺での中国船の動きが活発化し、日本政府は警戒を強めている。今月23、24日の日中韓外相会談や、9月初旬の主要20カ国・地域(G20)首脳会議への影響も懸念されている。領土問題の再燃を抑えるには──。 外海の荒波を浴び、中国公船と漁船、海上保安庁の巡視船が折り重なるように並走する。 音声は...
2014年12月、中国が国家レベルとして初めて開いた南京事件の追悼式典で、習近平国家主席(61)は「30万人が虐殺された」とあらためて強調した。 南京事件の犠牲者数を巡っては日中双方で意見が対立してきた歴史があるが、APECで安倍首相と首脳会談をした直後のタイミングでの発言だけに、論議を呼んだ。 ...
9月29日開会の臨時国会冒頭、安倍首相は中国との「対話路線」に切り替えると宣言し、徐々に改善される日中関係。だが首脳会談実現には大きなハードルが待ち構える。中国側は最近、条件として安倍首相の「靖国への不参拝宣言」と「尖閣問題が係争中と認めること」を突きつけたのだ。首相は今のところ、どちらも応じる姿...
中国の“暴挙”が止まらない。自衛隊機に「あわや」の距離まで異常接近したかと思えば、南シナ海ではベトナム相手に船をぶつけるなどやりたい放題だ。そんな習近平国家主席率いる中国を国際会議で強くけん制した安倍晋三首相(59)だが、領土拡大への中国のあくなき野望に、わが国はどう対処すべきか? 注目すべきはベ...
ジャーナリストの田原総一朗氏は、朝日新聞に対するメディアの批判を認めつつも大きな流れを抑制する担い手は必要であるとその理由をこう語る。* * * 最近になって、保守系の新聞や雑誌で「朝日新聞批判」が目立つようになった。 そして、こうした批判には、一定の説得力がある。例えば、安倍首相が容認しよう...
中国が11月23日に突然、東シナ海上空の空域を防空識別圏に設定したと発表した。尖閣諸島の上空を含み、日本の防空識別圏と重なるものだ。日本も米国も抗議をしたが、中国側はどこ吹く風。ただ着実に、尖閣諸島を実効支配するシナリオを進めている。取材したのは軍事ジャーナリストの黒井文太氏だ。* * * 中...
尖閣諸島をめぐる日中関係の緊張は収まる気配がない。中国は従来、尖閣諸島は「古来、中国の固有の領土」であり、「日清戦争のときに盗み取られた」と主張。中国外務省は、「第2次世界大戦後、『カイロ宣言』と『ポツダム宣言』などの国際文書に基づいて、釣魚島(尖閣諸島の中国名)を含む島嶼は、日本に占領されたその...
1月30日、中国海軍のフリゲート艦が、海上自衛隊の護衛艦「ゆうだち」に対して、射撃管制用レーダーを照射した。2月10日、このレーダー照射事件をテーマにシンポジウムが行われた。そこでノンフィクション作家の石井好氏は、尖閣諸島問題で「中国は、日本政府に裏切られたと感じている」という。司会を務めたジャー...