医師になるための「難易度」 子、親、祖父母の3世代で驚愕の差 (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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医師になるための「難易度」 子、親、祖父母の3世代で驚愕の差

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1963年と1991年の医師国家試験合格率

1963年と1991年の医師国家試験合格率

1963年と1991年の医師国家試験合格率

1963年と1991年の医師国家試験合格率

 そして、いまの受験生世代の2017年。進学校のトップ層は地元の国立大学医学部に進み、親世代に比べ医学部受験は難関になった。いまの国家試験合格率は、親世代の91年と変わらない。これは親世代よりもいまのほうが高度な知識が求められ、試験が難関になったからだ。いくら優秀な人材が集まったとはいえ100%はむずかしい。

 国家試験合格率を祖父母、親、子の3世代から個別の大学をみると、国公立大学はそれほど変わらない。私立は新設校で80年代まで苦戦したところはあるが、いまは改善した。

 大学生の学力低下が叫ばれるが、どの大学医学部関係者も、実際は学生の学力水準はかなり高いと話す。学生は自信をもっていい。

 しかし、医師としての自覚、使命感が十分でない学生がいるという声もある。祖父母世代の医師はこう指摘する。

「いまの医学生は頭がよく、高度な医学知識もすぐ覚える。でも、病人の気持ちがわからない偏差値秀才もいます。ぜひ、患者に寄り添ってほしい」

(文/小林哲夫)


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