■三塁手


村田修一(巨人)
 開幕前の強い風当たりも何のその、逆方向への当たりと一発長打で打率.302、25本塁打、81打点の好成績を残して健在ぶりをアピールした。本塁打と打点はチーム2冠。華麗なグラブさばきも含めて、まだまだこの男が“ベスト”な三塁手だった。

■外野手
筒香嘉智(DeNA)
 年々進化を続けてきた中、今季は打撃フォームに修正を加え、逆方向への当たりを増やしながら本塁打を量産。打率.322、44本塁打、110打点と文句なしの成績を残した。惜しくも三冠王は逃したが、本塁打と打点で二冠を達成。今季“ベスト”なスラッガーは、間違いなく背番号25、ハマの4番だった。

■外野手
丸佳浩(広島)
 オフに打撃フォーム改造に着手して迎えた今季は、不動の3番打者として持ち前の勝負強さを存分に発揮し、自己“ベスト”となる20本塁打&90打点に加えて、打率.291、23盗塁をマーク。菊池同様に悔しさを味わった前年の借りを返すとともに、チームに歓喜をもたらした。

■外野手
鈴木誠也(広島)
 高卒4年目の今季は大ブレイク。打率.335、29本塁打、95打点の数字を残す中で2戦連続サヨナラ弾、3戦連続決勝本塁打など強烈なインパクトを残す“神ってる”活躍で、優勝へと突き進むチームの象徴的存在となった。この男を、今季のベストナインから外すわけにはいかない。