“神ってる”活躍でチームの25年ぶり優勝に貢献した広島・鈴木誠也選手=白井伸洋撮影 (c)朝日新聞社
“神ってる”活躍でチームの25年ぶり優勝に貢献した広島・鈴木誠也選手=白井伸洋撮影 (c)朝日新聞社

 広島が25年ぶりの優勝を遂げたセ・リーグ。11月28日のプロ野球年間表彰式「NPB AWARDS 2016」を前に、今季の成績と印象度をもとにdot.編集部がベストナインを予想してみた。

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■投手
K. ジョンソン(広島)
■捕手
戸柱恭孝(DeNA)
■一塁手
新井貴浩(広島)
■二塁手
菊池涼介(広島)
■遊撃手
坂本勇人巨人
■三塁手
村田修一(巨人)
■外野手
筒香嘉智(DeNA)
丸佳浩(広島)
鈴木誠也(広島)

■投手
K. ジョンソン(広島)
 不動の先発として15勝7敗、防御率2.15、クオリティ・スタート(QS)率92.3%と抜群の安定感で球団25年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献。外国人投手として52年ぶりの沢村栄治賞にも輝いた。日本シリーズでは2試合に先発し、12回2/3を投げてソロ本塁打1本のみ。文句なしで“ベスト”な投手だった。

■捕手
戸柱恭孝(DeNA)
 近年、各球団で名捕手と言われた選手が次々と引退、もしくはポジションを変更。絶対的な捕手不在が続く中、新人ながら正捕手として124試合に出場。打率.226は改善を要するが、巧みなリードと優れたキャッチング能力で、ラミレス新監督の抜擢に“ベスト”な形で応えた。

■一塁手
新井貴浩(広島)
 39歳とは思えない若々しいプレーを披露し続け、19本塁打、101打点に加え、自身6年ぶりの打率3割もクリアした。通算2000安打、通算300本塁打などの記録も達成し、何よりリーグ優勝の美酒を味わった点で、プロ18年間で“ベスト”なシーズンだっただろう。

■二塁手
菊池涼介(広島)
 前年は不振に喘いだが、体調万全で迎えた今季は攻守に大暴れ。広大な守備範囲で幾度となく投手を救い、繋ぎのバッティングの中でリーグ最多の181安打を放って打率.315をマーク。2年連続トリプルスリーの山田哲人よりも“ベスト”な1年を過ごした。

■遊撃手
坂本勇人(巨人)
 主将就任2年目の今季は不動の3番打者として奮闘し、打率.344、23本塁打、75打点、13盗塁と出色の働きを披露。遊撃手としてはセ・リーグ史上初の首位打者にも輝き、近年の停滞から一気に殻を破った。チームは失速したが個人的には“ベスト”なシーズンだった。

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