

石井志昂
(いしい・しこう)
プロフィール
1982年東京都生まれ。中学校受験を機に学校生活が徐々にあわなくなり、中学2年生から不登校。フリースクールに通ったのち、NPO法人で、不登校の子どもや若者、親など400名以上に取材。現在はNPO法人を退社しジャーナリストとして活動中。著書に『「学校に行きたくない」と子どもが言ったとき親ができること』(ポプラ社)『フリースクールを考えたら最初に読む本』(主婦の友社)。
石井志昂の記事一覧


ホメる子育ての落とし穴 「僕を捨ててね」小5男児が本当に欲していたのは母との雑談
「ホメる子育て」が流行っています。子どもに対しては、できなかったことよりもできたことをホメる。肯定的な言葉をシャワーのように子どもに浴びせて自己肯定感を育む教育法です。不登校新聞編集長の石井志昂さんは、「とてもよい子育て法だと思うのですが万能ではない」と思っているそうです。「ホメていたつもりが子どもを追い詰めてしまった」ということもあるからです。いま注目されているのが「聞く子育て」。子どもの話をよく聞き、何気ない雑談を重ねていく。「塾や習い事よりも雑談のほうが成長の助けになる」と言う専門家もいます。今日は「聞く子育て」について紹介したいと思います。


ひきこもり男性35歳が手に入れた穏やかな日常 涙の被災地ボランティアから10年後の姿とは
全国に100万人いると言われているひきこもり。「ひきこもり」と一括りにされますが、当事者一人ひとりにさまざまな背景があり、またそれぞれにストーリーを持っています。今回、不登校新聞編集長の石井志昂さんがこの連載で取り上げるのは、長崎県に住む中村秀治さん(35)です。誠実で温厚な性格な方で、絵を描くことや文章を書くのがすきな物静かな青年です。その一方で、ひきこもりの真っ最中に東日本大震災の住み込みボランティアへ行ったというエピソードを持っています。そのボランティア生活で中村さんは意外なものを持ち帰ってきました。ひきこもりの中村さんが手に入れたものを紹介したいと思います。





