同時に、思いを伝え合うチャンスでもあると話す。

「どんな夫婦にも波風を立てないよう我慢したり、無意識に抑え込んでいた不満があるはずです。今起こっている軋轢はそれが表面化したということ。お互いの思いをはっきり伝え、“ここまでは許せる”妥協点を見つけることで、今以上にいい関係を築くこともできるはずです」

 感情的にならず、けれども不満に思っていること、相手に改善してほしいところを具体的に伝えるのがポイントだ。

 冒頭の女性も、今回は夫婦関係を再構築するチャンスととらえている。在宅勤務になった夫とは家事を分担し、昼食を一緒に食べる。そこで何げない会話が生まれる。

結婚当時はお互いものの言い方や話の聞き方を知らず、何度もすれ違い、会話のできる夫婦になりたいねと言い続けてきた。今までつくってきた関係が試されていると感じます」

(編集部・川口穣、ライター・井上有紀子)

AERA 2020年4月27日号

暮らしとモノ班 for promotion
大谷翔平選手の好感度の高さに企業もメロメロ!どんな企業と契約している?