洋書を読むことも効果がある。「英文を前から理解するクセがつくので、リスニング力向上にもつながります」
嬉野さんも「インプットは大事」と言う。特に効果があったのはTOEIC 対策を同時に行い、試験も受けていたことだ。
「スコアが出るので目標を立てやすいし、ビジネス英語のテストなので語彙力もつく。パート3や4を音読すると会話の練習になります」
また、会話力に直結する教材としては、『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』(ベレ出版)と『英語のスピーキングが驚くほど上達するNOBU式トレーニング』(IBCパブリッシング)の2冊が最適とのこと。
「『瞬間英作文』は英文の構造を頭にたたき込む練習に、『NOBU式』はより実際に使うための発話の練習にいいと思います」
【Q4】講師とのフリートークに挑戦したいけど何を話せばいい?
やっぱり世界共通の時事ネタなどがいいのだろうか?「そんなことはありません。レッスンなので自分の好きな話をすればいいんですよ」と深井さん。相手がその話題に興味がないときは、相手へ伝える努力をしてみよう。きっとそこで表現力がグッと上がるはずだ。
「教材だけを使っていると、ただレッスンをこなすのが上手になるだけの場合もありますので、定期的にフリートークを入れるといいですね」(深井さん)
嬉野さんも経験上、自分の好きなことを話したほうが盛り上がるという。
「むしろ先生が知らないことのほうが伝え甲斐があります。私はX JAPANの大ファンなので、その魅力を語ることもありました。日本のこともいいですよ。お好み焼きの作り方は好評でした」