英語学習・海外留学のWEBサイトを運営する柴崎亮さんが特に心がけているのが、「自分一人でできることをレッスン中にしない」ことだ。柴崎さんがいつも利用している、時事ニュースを取り上げる教材「デイリーニュース」の場合、セオリー通りだと記事の音読や単語の解説の時間がレッスンに組み込まれている。
柴崎さんは、それは予習で行うことにして、できるだけディスカッションに多くの時間を割くようにしている。レッスンがはじまると断りづらいので、予約するときに授業の内容をリクエストしておくのがポイントだ。また、ディスカッションはテーマを見て、何を話すか事前に考え、日本語でもいいから簡単にメモなどをしておく。
「レッスン中に考える時間がもったいないですからね。25分でより英語力を上げるには、やはり何より予習が大事。その上で自分に必要なことだけをレッスンでやってもらえるようカスタマイズしましょう」
深井さんは注意点として「教材のレベルを間違えないこと」を挙げる。
「自身の課題と難易度に合ったものを選んでください。自分が英語を話したいシーンに合った表現や話し方が学べる教材であること。また、レベルが簡単すぎると伸びないし、難しすぎると挫折のもとになります」
【Q3】オンライン英会話を活用するために、他にはどんな勉強をすればいい?
この質問にはオンライン英会話ユーザーの2人に答えてもらおう。まず柴崎さんは、「4 技能(話す、書く、聞く、読む)はつながっているので、全部のスキルを伸ばす学習を普段からやったほうがいい」と言う。
最も大事なのはリスニング。スクリプトのある教材を使い、聞き取れない部分を確認しながら、何度も聞く。初心者にオススメは米国営放送VOAが開設した英語学習サイト「VOA LearningEnglish」や、英BBCの英語学習サイト「BBC Learning English」だ。
「どちらも質が高く無料なのが素晴らしい」(柴崎さん)