本田の解説はSNS上で話題になり、「日本代表監督に就任してほしい」という声が多く聞かれるように。11月25日にテレビ朝日系「報道ステーション」に出演した際は、解説者として携わった今回のW杯について、「(2002年の)日韓(大会)の時は僕小さかったですし、(生で)見るのは初めてだったんで、日本が勝った時はうれしかったです。でも、出れてない自分にも悔しさもありました。指導者としてもワールドカップに関わりたい気持ちになった」と発言。「(日本代表)監督として姿を見ることができますか?」と聞かれると、「できますよ。いつか日本。できるでしょ、ワールドカップは」と即答。「結果は優勝でしょ」と不敵な笑みを浮かべた。
「日本代表で選手として出場した過去の3大会では、W杯優勝という目標をかなえられなかった。今回のW杯で森保監督の采配を興味深く感じており、代表監督として世界の頂点に立ちたいという気持ちが強くなったでしょう。ただ現実的な観点で言うと、日本代表の監督に必要なS級ライセンスを本田は保持していない。自身のツイッターで『日本サッカー協会はプロの指導者ライセンスを残しつつ、ライセンスがなくても誰でも監督になれるようにするべき』と持論を展開しているが、現行のルールでS級ライセンスを保持していない人間を日本サッカー協会は代表監督に選ばないでしょう。クラブチームや海外のナショナルチームで監督として結果を出して、実現の可能性が出てくる話だと思います」(サッカー雑誌の編集者)
本田が日本代表の監督に就任する日が来れば、話題になることは間違いないだろう。実現する日が来るだろうか。(ライター・今川秀悟)
※週刊朝日 2022年12月16日号