プロ野球キャンプインも間近。今年も新外国人選手の来日が話題を集める季節になった。
【写真】「平成で最もカッコいいバッティングフォーム」はこの選手!
過去に来日した助っ人の中には、入国時、または入国後に思いがけないトラブルの主役になった選手も少なくない。
なんとも物騒なことに、銃弾所持の現行犯で逮捕されたのが、2016年にロッテ入りしたヤマイコ・ナバーロだ。
ドミニカ出身のナバーロは2月1日にニューヨーク経由で成田に到着。翌2日に羽田からキャンプ地・石垣島に飛んだあと、同21日、オープン戦のため宮崎に移動する際に、那覇空港の手荷物検査でショルダーバッグの中から1発の銃弾が発見され、沖縄県警に銃刀法違反の疑いで逮捕された。
拳銃が合法のドミニカでは、富裕層のプロ野球選手は犯罪者のターゲットになりやすいので、護身用に拳銃を携帯するのが半ば常識とはいえ、日本にまで持ち込んだのは、さすがにまずかった。
「ドミニカの自宅にあった実包が、バッグに入っていたのがわからなかった」と弁明したナバーロだったが、うっかりミスの代償は高くついた。制裁金50万円と3月中のすべての試合とパ・リーグ、イースタンリーグの開幕から4週間の出場停止処分が科せられたのだ。
処分明け後の初戦となった4月23日のオリックス戦、8回に左中間へ値千金の同点2点タイムリー二塁打を放ったナバーロは「(謹慎は)長かったです。自分の中では10年に感じました」と心から反省した様子だった。
だが、退団後の18年にも、故郷のドミニカで車の中に違法な銃を所持していたのを警察官に発見され、銃器不法所持(税金の不払い)の疑いで逮捕されている。
同じドミニカ出身の中日のマキシモ・ネルソンも、10年にキャンプ地の沖縄から名古屋に戻る際に手荷物の中に実弾1発が紛れ込んでいたことが発覚し、銃刀法違反の疑いで逮捕されているが、どちらも最初の入国時に発見されなかったのは、ある意味怖い?
来日時になりすましの別人が現れたことから、「新外国人はベッツ人」(日刊スポーツ)の珍見出しで報じられたのが、03年にロベルト・ペタジーニの後釜でヤクルト入りしたトッド・ベッツだ。