Q:よい睡眠をとるための方法とは?

 よい睡眠をとるためには、適度な運動や規則正しい食生活を心がけ、眠りと目覚めのメリハリをつけることが大切です。よい睡眠のために有効なライフスタイルは次の通りです。

  • 適度な運動習慣……入眠を促進し、中途覚醒を減らすことにつながる。ただし、激しい運動は睡眠を妨げる恐れがあるため控える。
  • 規則正しい食生活……朝食の摂取量が少なく、昼食や夕食の摂取量が多いと睡眠のリズムが不規則になる傾向がある。朝食をしっかり摂ることで体も心も目覚め、元気に一日をスタートさせることができる。
  • 就寝前に湯船に浸かる……就寝の30分~1時間前に、40度程度のぬるめの湯に浸かり体を温める。入浴後、放熱が活発になって体の深部の温度が下がり、スムーズな入眠につながりやすい。
  • 睡眠に適した環境づくりを意識する……寝室は暗く静かにし、温度や湿度を快適に保つ。
  • 眠くなってから寝床に入る……無理に眠ろうと意識し過ぎると不眠の原因になる。眠気が起こってから寝床に入る習慣をつける。
  • 起きる時間を一定にする……毎日同じ時間に起き、朝日を浴びることで、体内時計がリセットされる。 

監修/内山 真 医師
医療法人財団厚生協会 東京足立病院 院長。1980年東北大学医学部卒業。国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所部長などを経て、日本大学医学部精神医学系主任教授。2020年から現職。2021年まで日本睡眠学会理事長。厚生労働省「健康づくりのための睡眠指針2014」検討会座長。著書に『睡眠のはなし 快眠のためのヒント』(中公新書)など。

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