●53歳の独身女性が悩む終の棲家は「購入」か「賃貸」か
今回のご相談者は、53歳の女性です。現在住んでいる一軒家が老朽化したため、引っ越しを考えておられます。そこで、新たな自宅は「賃貸」にするか、「購入」するかで迷われているようですが、老後を逃げ切るためにはどちらのほうがいいのでしょうか。
【相談内容】
<相談者の家族構成と年齢>
Gさん(ご本人)53歳
<世帯収入>
額面300万円
<支出(月間)>
11万円
<貯蓄>
5000万円
<投資額>
600万円(ファンドラップ500万円+株100万円)
※52歳から貯蓄の5000万円よりiDeCoに月々2万3000円を振替え中。
<その他>
定年は60歳で退職金はなし、年金額は月10万円程度で65歳から受給予定
<具体的なお悩み>
53歳独身女性です。現在は相続した一軒家に住んでいます。家屋の老朽化がひどく、解体して売却する予定です。売買の動きが非常に悪い地域で売れる可能性は低いです。少し様子をみて売れないようなら駐車場とし貸し出し、固定資産税程度の金額を捻出しようと思います。
ご相談はこれから住居をどうするかです。身内は既婚者の弟のみです。弟との関係は良好ですが、弟家族とはいろいろありまして没交渉状態なので、現在頼れるのは弟のみです。
賃貸を検討していますが、今後緊急連絡先等の問題もあり、現金でのマンション購入が良いのか悩んでいます(一軒家は選択外です)。
正直、購入は災害のリスクや現金の減少等で消極的です。検討している賃貸物件はネット代込みで5万9000円です。家賃は高いですか?また購入の場合、築年数はどの程度で、購入資金はいくらまでなら老後を逃げ切れるでしょうか?