子離れというと、親としてはなんだか寂しい感じもしますが、やはり子どもは親とは別の生き物。まったく別の人生を送るわけです。もしいま、あなたが子どもの不登校という事態に直面しているなら、「いまが子離れの時期かもしれない」と不登校をとらえ直してみてください。自分の子育てを振り返る良い機会だと思えたら、不登校を悪いことと捉えずにすみますし、前向きな気持ちになれるのではないかと思います。

 次回は8月20日配信。「ことば」「食事」「住環境」を整えるとなぜ不登校が解決していくのか、ということについてお話をしたいと思います。

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村上 好

村上 好

むらかみ・よし/オカンの駆け込み寺代表、JAMネットワーク代表、「ことばキャンプ」認定講師、「まなびのば」代表、ひきこもり不登校支援人材協会認定相談指導員、聖学院中学校高等学校教育相談支援員、中医学養生士、食養生コーディネーター。大手私鉄会社で旅行業、ホテルの営業などを経験後、国際会議運営会社でAPECなど国際会議運営に携わり世界中の人々とかかわるうちに日本の教育のあり方に疑問を持つようになり、自身の子どもが通う学校でPTA改革に着手。2015年に教育団体「まなびのば」を立ち上げる。その後、長男が不登校になった際に出合った「ことばキャンプ」に感銘を受け、このプログラムを提供するNPO法人JAMネットワークの講師を経て2024年代表に就任。2019年からは、中高一貫校で教育相談支援員として不登校のサポートに従事。また不登校を「ことば」「食事」「住環境」の観点からサポートするオカンの駆け込み寺を開設し、不登校解決の支援や講演活動をしている。

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