阪神オリックスで監督を務め、阪神ではリーグ優勝2回、日本一1回を達成。7月6日の巨人戦(甲子園)の勝利で球団歴代最多勝利数も更新した。同球団のみならず球史に残る「名監督」と言える人物だ。

「今季で2年契約が終了するが、いつ辞めても良い覚悟があるはず。厳しいことを言い続けるのは、次の世代へ『プロとは何か?』を伝えようとしている。阪神を誰よりも愛し今後を気にかけている。チームに本物の勝者のメンタルが根付くまで監督でいて欲しいくらいだ」(阪神OB)

 阪神が繰り返してきた歴史を知り尽くしているからこそ厳しさを失うことはない。

「結果論でものを言うだけの老害」とまで批判する人もいる。しかしそんな声が聞こえても、「おーん」と一笑に付して厳しくチームを指揮し続けるはずだ。混戦続くセ・リーグではあるが、名将・岡田彰布がいる限り阪神が優勝候補であることは揺るがないはずだ。

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