おすすめは瞑想。部屋を500ルクス以下(スマホアプリで計測)にして10分間、自分の呼吸に集中する。読書やビデオ鑑賞もグッド。ただ、仕事を連想するビジネス書や続きが気になる連続ドラマは避けよう。

 副作用はお金への執着がなくなり、簡単にだまされること。公私のパートナーに後見をお願いしておくと安心だ。

大谷翔平の長眠戦略

【メリット】猛スピードでスキルや価値観を身につけられる

【デメリット】日中の努力が足りないとただの惰眠になりがち

 お待たせしました。大谷翔平選手、藤井聡太八冠という若き2大スターが実践する「長眠戦略」は注目度最大だろう。人類最高の頭脳と呼ばれるアインシュタインも長眠の実践者だ。

 スポーツや将棋だけでなく、語学や楽器といったスキルや新しい価値観を身につけたり、自身を動かしてきた基本ソフト(OS)を根本から入れ替えたりしたい時期に最適だ。

 カギを握るのは夢を見やすい「レム睡眠」。起きている間に脳を極限まで追い込み、10時間たっぷり眠ることで、夢の中さえもトレーニングの場に変える。さらに「浅いノンレム睡眠」が、身につけたスキルを脳と体に定着させてくれる。まさに1日のすべてを自身の成長のために使えることになる。

 10時間眠り続けるためには寝室の環境を整え、枕はオーダーメードしたい。脳を素早くオフモードに切り替えるのも重要。照明を暗くして入浴→ストレッチ→歌詞の無い曲や聞き取れない洋楽を聞く、という1時間のルーティーンがおすすめだ。1時間半~2時間の昼寝も取る。

 最も難しいのは脳を極限まで追い込むこと。

「誰でもできることではなく、ここが不十分だといくら寝てもただの惰眠になります」

黒柳徹子の二分割睡眠戦略

【メリット】深夜に3時間「無敵の自分」を手に入れられる

【デメリット】「夜型」に見られご近所や家族とのトラブルの元に

徹子の部屋」で3回、「窓ぎわのトットちゃん」で1回と一人で四つのギネス世界記録を持つ黒柳徹子さん。多彩な活躍を支えるのが、一度就寝したあと夜中に起き出し、また眠るという「二分割睡眠戦略」だ。寝かしつけが必要な子育て中の親や、本業以外に副業や資格取得の時間を作りたい人に最適だ。

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