今年も大谷翔平(ドジャース)の一挙一動に日本中が注目している。オフに10年総額7億ドル(約1050億円)という超大型契約でドジャース入りしたことが話題となり、新天地ではどんなパフォーマンスを見せてくれるか楽しみでもある。
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また、グラウンドでプレーする姿だけではなく、普段からの競技に対する“姿勢”も注目されることが多い大谷。夢に向かって実直に歩みを進める姿は野球少年たちへ絶大な影響力を持ち、ライフスタイルさえも変えているという。
2月1日にプロ野球の春季キャンプが一斉にスタートしたが、野球の話題は大谷が独占している。国内キャンプが行われている宮崎県や沖縄県内でも大谷の新天地であるドジャースのキャップを被っている人々が目立つ。
「地元の小学校にも大谷のグラブが来た。今は玄関口のところに置いてあり来場者の誰もが手にできる。子供たちや保護者だけでなく近所の人々も訪れてはめています。今後は実際に子供たちが使えるようにしていくようです」(巨人キャンプ地に訪れた地元ファン)
昨オフには全国の小学校へ合計約6万個のグラブを寄贈したことが話題となった。グラブの扱いについては各地で“騒動”となる出来事もあったが、グラブの寄贈自体は大谷の願いでもある子供たちの野球普及に役立ったの間違いないだろう。
「少年野球年代に与える影響力は絶大。ネットでの情報を通じて得た情報をもとに、大谷が行ってきた習慣や練習方法を真似する。特に話題となった『夢ノート』と『目標達成シート(マンダラチャート)』を取り入れた子は多い」(関東地区の少年野球チームコーチ)
『夢ノート』と『目標達成シート』とは大谷が花巻東高時代に作成したもの。簡単に説明すると『夢ノート』は人生設計のプラン、『目標達成シート』は大きな目標を達成するために必要な要素を細分化し、日々の練習や生活で意識して取り組むべきことを書き連ねたシートだ。
特にメジャーリーグで結果を残すようになってからは『夢ノート』『目標達成シート』はともにメディアで紹介され、目標などを可視化し、そこに向かって地道に努力することの重要性が世間に知れ渡った。