「目標を定め追いかけ続けることの大事さとカッコ良さを教えてくれる。大谷の生き方を見て周囲を気にする必要性を感じなくなり、SNS離れをしている野球少年も増えている」(関東地区の少年野球チームコーチ)
二刀流で世界一を目指すため24時間365日を大事にする。かつて時間を無駄にしたくないという理由で、テレビ出演後の食事を社員食堂で済ませた話は今や誰もが知るエピソードだ。
「現役時代は野球でトップに立つために全てを注ぎ込む、全ての時間でゾーンに入っているような選手。ここまでやれば結果も出せるはずと納得させられる。本気で上手くなりたい野球少年ならばこれ以上のお手本はない。同じ時代に生きられて幸せなはず」(アマチュア野球に詳しいスポーツライター)
大谷に関してはスポーツ史に残る超大型契約や、飼っている犬の話題など、グラウンド外での話がメディアに取り上げられることも多い。しかし野球少年たちが目を向けるのは、グラウンド上での純粋な凄さやカッコ良さ。将来を担う若者にとって生きる伝説であり、これからも大きな影響を与え続けるはずだ。