ラグビーワールドカップ日本代表の出身高校ランキング(1987~2023年)1~10位

■1位 大阪工業大学(常翔学園)、13人 、全国大会出場41回・優勝5回

 2023年大会に出身者がいないのはさびしい。これまで多くの日本代表が輩出した。明治大には河瀬泰治(1987年)、藤田剛(87、91年)、元木由記雄(91、95、99、2003年)、赤塚隆(1995年)、松原裕司(2007年)が進んでいる。同志社大では宮本勝文(1987、91年)、弘津英司(95年)が活躍した。

■2位 伏見工業(京都工学院)、12人、全国大会出場20回・優勝4回

 1980年代、90年代は伏見工業→同志社大→神戸製鋼というラグビーのエリートコースが成立しており、平尾誠二(87、91、95年)、大八木淳史(87、91年)、細川隆弘(91年)、田中史朗(2011、15、19年)などが活躍した。テレビドラマ「スクール☆ウォーズ」のモデルとして有名だ。23年大会で松田1人は物足りない。

■3位 東海大学付属仰星(東海大学付属大阪仰星)、11人、全国大会出場22回・優勝6回

 2023年大会では山中が追加招集されたとき、母校はこう告知した。「ラグビーワールドカップ2023フランス大会の日本代表登録メンバーにつきまして、セミシ・マシレワ選手に代わり、山中亮平選手を登録することを発表いたしましたので、お知らせいたします。応援よろしくお願い致します」(同校ウェブサイト)

京都産業大に進んだ大畑大介(1999、2003年)は快足ウイングとして世界にその名をとどろかせた。

■4位 啓光学園(常翔啓光学園)、8人、全国大会出場19回・優勝7回

 花園では2001~04年度に4連覇を果たしている。卒業生は京都産業大、同志社大、法政大、早稲田大、大阪体育大などで活躍した。吉田明(1999年)、中道紀和(99年)、大西将太郎(2007年)などが日本代表に選出されている。2010年代、常翔学園グループの大阪工業大学高校と兄弟校になり、また学校の運営方針で14年にスポーツコースを廃止したことで、有望選手は他校に進み、花園は遠のいていった。部員が足りず単独でチームがつくれず、他校との合同チームで予選を経験したこともある。

■4位 島本、8人、全国大会出場4回・優勝なし

 激戦区大阪で府立高校ながら長年、強豪校として存在感を示してきた。京都産業大に進んだ広瀬佳司(1995、99、2003年)が有名だ。19年大会、日本代表メンバーが発表されたとき、当時の校長が「校長ブログ」で喜びを隠さなかった。「今年は日本大会です。もうみなさんも知っていると思いますが、その代表選手として、再び堀江翔太選手が選ばれました。これで3回目のW杯になります。本校28期生としてラグビー部をけん引してくれた選手で、高校時代から大きな目標を持ちながらラグビーを続けていました」(同校ウェブサイト 19年8月30日) 

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