日本代表の松島幸太朗は桐蔭学園出身
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 ラグビーワールドカップ2023 フランス大会において、日本代表はアルゼンチン戦に勝つことができず、残念ながら決勝トーナメントに進出できなかった。私たちは日本代表の勇姿を決して忘れない。彼らの奮闘を称えたい。日本代表の多くは高校時代、花園(全国高等学校ラグビーフットボール大会)でしのぎを削ってきた。今回2023年大会の日本代表、そして、歴代のワールドカップ日本代表(1987年第1回大会~2023年第10回大会)の出身高校(日本)を調べ、ランキングを作ってみた。

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ラグビーワールドカップ日本代表の出身高校ランキング(2023年)

 まず2023年大会日本代表33人の出身高校を見てみよう。

■1位 桐蔭学園(神奈川)、4人=堀越康介、齋藤直人、小倉順平、松島幸太朗

 小倉、齋藤はよく似ている。2人とも主将を務め早稲田大に進んだ。小倉は桐蔭学園に花園初優勝をもたらしており、同学年チームメートに松島がいた。齋藤は準優勝だった。堀越は帝京大に進む。松島は高校卒業後、南アフリカへラグビー留学している。

■2位 東海大学付属仰星(当時、大阪)、2人=山中亮平、長田智希

山中、長田ともに花園で優勝経験がある。山中は早稲田大時代に副将を務め日本代表にも選ばれた。しかし、2011年、薬物検査陽性反応問題で、国際ラグビー評議会から選手資格停止処分を受ける。その後。所属のトップリーグ(当時)のチームを退団したが、13年に処分期間を終えて再入団している。19年大会に続いて日本代表に選ばれた。

■2位 東福岡(福岡)、2人=垣永真之介、福井翔大

 垣永は花園に3回出場して2007年度、09年度の2回優勝を経験している。早稲田大に進み主将を務めた。福井は2年のときに優勝、3年になって主将としてベスト4に進んだ。東福岡のメンバーは卒業後、ほとんどが大学に進むなか、福井はトップリーグのチームに加入した。こう振り返っている。「大学がどうこうと言うつもりはないですし、(大学卒業してすぐに活躍する)長田智希(埼玉ワイルドナイツ/CTB)みたいな例もあるのでそれも正解だと思いますが、僕自身はこの道のりがなければここまで来られていないと思います。後悔はしていない。自分の道が間違っていないことを証明したい」(スポーツ情報サイト「web Sportiva」2023年7月10日) 

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