AERA 2023年10月9日号より

「知的探求心を持って」

 自分のやりたいことがあり、そのパフォーマンスを上げる一つの術として、睡眠がある。その睡眠を上手に使えるかどうかは技術の差。それを高めるなら、生物としての仕組みを知り、使いこなせるようになるために「知的探求心を持ってやるべきだ」と、菅原さんは言う。

「不眠症などからの改善過程で『何か面白くなってきた』という人は、たいてい再発しません。睡眠を取ることは目的ではなく、あくまでも手段。これから一生やっていく睡眠というもののやり方を、『楽しいな、もっと追求したいな』と思うこと。これがいちばん大事だと思います」

(編集部・小長光哲郎)

AERA 2023年10月9日号より抜粋

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小長光哲郎

小長光哲郎

ライター/AERA編集部 1966年、福岡県北九州市生まれ。月刊誌などの編集者を経て、2019年よりAERA編集部

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