「食事会場からラーメンやカレーが除かれたことはありましたが、白米はさすがに……。個々の選手で体調管理のやり方は様々で、食生活も変わってきます。試合前の白米を抜いたことで結果が出た主力選手がいたため、食事会場から炊飯器を撤去したと聞きましたが、試合に臨むうえで摂取する白米が大事なエネルギーとなる選手は多い。パフォーマンスに間違いなく影響しますよ。そもそも、選手に事前に説明せずに断行するやり方もどうかなと……」(中日OB)

 監督の評判が明暗を分けている日本ハムと中日だが、共通点は観客動員数が大幅に伸びていることだ。日本ハムは今季、主催41試合目で100万人を突破した。62試合目で突破した昨季より21試合早い到達で、大失速した7月下旬以降も週末は新球場のエスコンフィールドに3万人以上の観客が来場している。中日も今季は主催67試合目で、観客動員数が2019年以来4年ぶりの200万人を突破。9月に入っても3万6000人以上の観客が連日詰めかけている。

 「コロナ禍で制限されていた声出し応援が解禁されたことに加え、日本ハムは新球場、中日は集客に向けてのイベントなど企業努力が功を奏した部分が大きい。もちろん、ファンが一番見たいのは勝利です。両球団は共に期待の若手が多いが、来年も下位に低迷するようだと、ファンの足が球場から遠ざかる危機感は持たなければいけないでしょう」(イベント会社関係者)

 中日はヤクルトを抜いて5位浮上の可能性が残されている。立浪監督は意地を見せられるか。

(今川秀悟)

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