
でも、最近、『パパ活』で性被害にあったり、犯罪に巻き込まれたりというニュースを聞くと、自分の身体は大事だと思わないまま大きくなってしまったのかなと感じます。自分の子どもが被害にあったときに、「しっかりと性教育をしておけばよかった」では遅いと思うんです。
自分の身体を大事にできなくなってしまうと、恋愛や仕事でも、相手の身体も大切にできなくなってしまうことにつながると思っています。
例えば、生理のことを知っていないと、「え? 生理で不機嫌になるの?」とか、「頭痛もするの?」「学校休むほどなの」といった偏見を持ってしまったりすると思います。僕は姉が3人もいたので、生理にはいろんな症状があって、「こんなに大変なんだ」ってわかっていましたけど、男兄弟だとその辺りはわからなかったりしますよね。
うちの息子が生理用品について「これ、なに?」って聞いてきたときには、ぺこりんがわかりやすいように、生理について説明していました。異性の身体のことこそ、わかったほうがいいと思っています。
子どもから「赤ちゃんはどうやって生まれるの?」なんて聞かれたりしますよね。まだ3歳ですから、僕なら「パパとママの大好きという気持ちが形になって、生まれるんだよ」なんてお話します。もっと大きくなって思春期になれば、「コンドームを持たないとダメだよ」とか、年齢にあわせてしっかりと説明していくと思います。
性教育って本当は幼いころから始めるものなんじゃないかなと思います。
小さい子どもに「どう教えていいかわからない」、「何から話していいの」という人も多いと思います。そういう人には性教育に関する絵本もあるので、オススメですね。「保健体育」の教科書のように男女の身体の仕組みを教えるとかではなくて、自分の身体はとても大事なんだよ、ということを教えてくれます。
ちなみに、お家で親と映画を観ててエッチなシーンが流れて、気まずくなるって話をよく聞きますよね。僕の家は、気まずくならない家庭だったんです笑。