日本有数の進学校で知られる筑波大付属高校。2022年度の進学実績を見ると、28人の現役を含む計42人の東大合格者を出している。
「高校進学にあたっては、相当に勉強を積み重ねてきたご様子でした。初めての外国訪問であるブータン行きを中学1年生の時にしたのも、高校受験に影響が出ないようにとの配慮でしょう。比較的、大学受験に影響が出にくい現在のタイミングで多くの公務を経験させたのも、同じ配慮があるのかもしれませんね」(同)
そうなると、「東大進学」も視野に入りそうに思えるが江森さんは、
「悠仁さまのお考え次第でしょう」と話す。
秋篠宮さまがお子さまたちに、学校の勉強などを熱心に教えることは、ほとんどないらしい。 ただ、秋篠宮さまは、教育に熱心な両親のもとで育っている。
江森さんが重ねてきた取材は、著書にも紹介されている。興味深いエピソードのひとつは、上皇さまの皇太子時代の「教育パパ」ぶりだ。
「上皇さまは当時、子どもたちに、カタカナやひらがなの読み書きから徹底的に練習をさせました」
カードを使って、「はい、これは?」「次はこれ」とやる。算数は、体で覚えるまで、問題のパターンを変えて何問も何問も解かせる。
頭と体が訓練されるうちに、徐々に正解が出るようになるという。
秋篠宮さまは、江森さんにこう話したという。
「私のように算数の苦手な子どもには、こういうやり方が有効だと思います。体で覚えるまで学ばせるのですよ」
母である美智子さまは、厳しい父親の指導をサポートするように、図を描いて算数の問題を教えた。
英語は両親から教わったという。江森さんによれば、ご両親による分担があったという。
上皇さまは、英語は母音と子音を組み合わせて発音することを教えた。秋篠宮さまは、英語の発音を聞いて、英語のスペルを書く練習をした。
美智子さまの英語の発音はものすごくきれいだったといい、いまも秋篠宮さまの耳に残っているという。そのかいあって、英語は上達。秋篠宮さまは江森さんに、「英単語は小さなころから読めました」と話していたそうだ。
美智子さまからは英語のほかにピアノも習っていた。
運動面ではどうだろうか?