<外野手>
■西川遥輝(楽天)

 日本ハムで盗塁王を4度獲得した男が、ノーテンダーでの自由契約を経て楽天に加入。前年が打率.233と打撃不振だったとはいえ、まだ今年4月に30歳という年齢もあり、チームの新リードオフマンとして大きな期待を背負った。そして3、4月は打率.333、5本塁打、21打点、7盗塁で月間MVPを受賞する最高のスタート。しかし、5月に入ると快音がパタリと聞こえなくなり、スタメンを外れる機会も増加。途中、40打席連続無安打という長いトンネルも経験し、最終的に昨季を下回る自己ワーストの打率.218(7本塁打、37打点、19盗塁)に終わった。守備でも外野手としてリーグ最多の10補殺を記録した一方で、緩慢なプレーで懲罰交代される試合もあった。

<DH>
■王柏融(日本ハム)

 台湾プロ野球での三冠王&打率4割男として鳴り物入りで日本ハムへ加入したのが2019年のこと。3年総額4億円の契約期間を終え、新たに年俸7000万円で残留して迎えた今季だった。しかし、1軍出場はわずか15試合のみ。内容的にも32打数2安打の打率.063、0本塁打、0打点という何とも寂しい数字のまま、9月30日に台湾へ帰国。10月31日に退団が発表された。結局、NPBでは在籍4年間で通算250試合に出場して打率.235、14本塁打、92打点という期待値を大きく下回る成績。昨季は自己最多の95試合に出場して打率.242、9本塁打、48打点と“兆し”を見せたかと思わせただけに、今季は期待を裏切るシーズンになってしまった。

暮らしとモノ班 for promotion
育児や家事に忙しいママ・パパの味方!自宅がオフィスになるディスプレイAmazon売れ筋ランキング