<遊撃手>
■藤岡裕大(ロッテ)

 毎年、激しい定位置争いを強いられながらも、昨季は137試合に出場して打率.255、3本塁打、37打点、10盗塁と存在感を発揮。遊撃手としてチーム最多の79試合(三塁手として50試合)にスタメン出場した。だが、今季は「7番・遊撃手」として開幕スタメンも故障による離脱期間も長く、1軍出場28試合のみ。少ない出場機会を振り返っても、打率.176(68打数12安打)、0本塁打、1打点、0盗塁と存在感なし。今季の年俸6250万円も非常に高く感じる成績となった。チームも2年連続の2位から5位に転落。来年8月に30歳になるが、20代最後のシーズンは批判も仕方なしの1年になった。

<外野手>
■マーティン(ロッテ)

 2019年7月に来日して以降、強肩強打で活躍して2020年に25本塁打、2021年には27本塁打をマーク。「YES!マーティン」の決め台詞&広瀬アリス似でファンからの人気も高かった。だが、来日4年目の今季は開幕から調子が上がらず、シーズン初安打まで19打席、シーズン初本塁打まで46打席を要し、5月1日に打率.131、1本塁打、5打点で登録抹消。同月12日に復帰して以降、少しずつ当たりが出始めたが、7月3日に再び2軍降格。その後、8月に11試合に出場するも同28日に「家庭の事情」で緊急帰国し、そのまま戻って来ることはなかった。結局、今季は68試合出場で打率.163、9本塁打、25打点。この男の不振がチームの5位終戦の大きな要因になってしまった。

<外野手>
■オグレディ(西武)

 凡打、空振り……。どれだけ打てなくても使われ続けた。その結果、パ・リーグの外国人では唯一の規定打席到達。しかし、結果は伴わず。シーズン打率.213は、パ・リーグの規定打席到達者21選手中最下位で、セ・リーグワーストだったポランコ(打率.240)にも遠く及ばず。何打席に1回三振するかを示した数値「PA/K」3.60も両リーグワースト。常に全力プレーで15本塁打、46打点をマークしたが、得点圏打率.221とチャンスに強いわけでもなく、助っ人としては物足りなさが非常に目立った。守備では左翼手としての出場(97試合)が最も多かったが、中堅手としても23試合に出場。ちなみに中堅手として出場した試合は打率.183だった。

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