贈り物として、自分自身を“大人”として演出するものとして、知っておきたい“粋”な一品。今回は「丸嘉小坂漆器店(まるよしこさか) 百色(ひゃくしき)」を紹介する。
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木曽漆器づくりの伝統が息づく長野県塩尻市。丸嘉小坂漆器店がつくる「百色」は、透明なガラスの器の外側に漆で模様をつけた漆ガラスだ。内側はガラス面なので、金属製のフォークやスプーンも気兼ねなく使え、油の多い料理も盛りつけできる。日常使いに適した漆器だ。
鮮やかな色彩は、漆に顔料などを混ぜて出す。ガラスの透明感と、深みのある漆の色が出合い、色ガラスにも、木地の漆器にもないデザインが生まれた。
幾重もの線で描かれた模様は、まるで万華鏡のよう。食卓に映った影が、ワンランク上の食空間を演出してくれる。
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※週刊朝日 2015年7月24日号