●猫の島としても一躍有名に
サザンオールスターズのおかげでもないだろうが、江の島は海外からの観光客からも注目を集めている。夕日に輝く富士山も烏帽子岩も江の島から見ると絵のように美しいし、昔のようなお土産品を手に入れるのは難しいが、シラス料理や海苔羊羹、最近では丸焼きタコせんべいや江の島ビールなどSNSでもよく見るようになった。加えて昨今では、江の島に住む“のんきなのら猫たち”を写真に納めようとやってくる人たちも増えた。ああ、そういえば江戸時代に建造された青銅の鳥居からわずかとのところに、「江ノ島はろうきてぃ茶寮」が2年ほど前にオープン、こちらも今では江の島の顔になりつつある。
猫の島──ではないけれどそろそろトップシーズンを迎える江の島の見所はまだまだある。
短時間で全部を楽しむ方法としてのオススメは、行きはエスカー(屋外エスカレーター)を使って順番に参拝しながら、最後は徒歩で岩屋まで。そして帰りは稚児の淵を散策しつつべんてん丸の船着き場まで歩き、富士山を眺めながら一気に弁天橋まで戻ってくるのが効率的。ただしこれだと帰りにお土産が買えないので注意が必要だ。(文・写真:『東京のパワースポットを歩く』・鈴子)