「ここ数年間で、フリーに転身して局アナ時代以上の実績を残しているのは独特のキャラクターでバラエティー番組を中心に活躍している高橋真麻さんくらいじゃないですか。その高橋アナもブレークの要素の一つとして“負け犬キャラ”があったので、今月に結婚を発表して幸せを掴んだことが、かえって今後の芸能活動においてマイナスに作用するかもしれませんけどね。『アメトーーク!』での運動音痴ぶりが最近話題の川田裕美さんもそうですが、女子アナらしからぬ気取らなさや親近感を売りにしているタイプは、フリーになっても善戦しているイメージがあります」
そういう意味では、当代きっての人気女子アナ日テレの水卜麻美アナや「激レアさんを連れてきた。」での「オードリー」の若林正恭との掛け合いでなどで人気上昇中のテレ朝の弘中綾香アナにはフリー転身の期待も高まるが…。
「2人ともお笑い芸人との相性が良く、気取らないキャラクターで自虐ネタもでき、加えて熱愛スキャンダルに強いという共通点もあります。弘中さんは今年人気バンド『ONE OK ROCK』のギタリストのToruさんとの熱愛が一部週刊誌で報じられましたが、人気が衰えることはありませんでしたしね。当然、水トさんも、弘中さんも周囲からフリー転身を勧められたり、誘いはあるでしょうけど、近年のフリー女子アナを取り巻く厳しい現状も十分理解しているでしょうし、局員でい続ける可能性が高いのではという見方がもっぱらです」(同民放編成局テレビ担当)
また、キャスターを務める「NEWS ZERO」が苦戦中の有働アナに関してはこう分析する。
「有働さんはNHK局員時代、『あさイチ』などで親近感あふれる飾らないキャラクターや発言で人気を集めていたのに、『NEWS ZERO』を見ているとプレッシャーもあるのかもしれませんが、やたら肩に力が入っているし、悪気はないのでしょうが、上手くやってやろうという感じが見え見えで痛々しい時すらある。バラエティー番組などで親友のマツコ・デラックスさんにイジられている時は自然体でいい味を出しているのですが……。日テレサイドも、担ぎ上げたはいいけど、有働さんの良さを上手く活かしきれていないという印象ですね」(同前)
一部では“ポスト有働”として「紅白歌合戦」の司会を務めるなど活躍中のNHKの桑子真帆アナにもフリー転身説が報じられるなど、2019年はさらに過熱しそうな女子アナ戦線からは目が離せない。(平田昇二)
キー局落選組が大活躍 局アナの時代は終わっている