
もっともプラスの要素ばかりいうわけではないようで、「以前なら大物芸人がMCを務めるバラエティー番組やクイズ番組のアシスタントといえば女子アナの独壇場でしたが、近年では『HKT48』の指原莉乃さん、小島瑠璃子さん、SHELLYさん、滝沢カレンさんなどアイドルや女性タレント、モデルの進出も目立ち、侵食されているイメージもあります」とのこと。
お笑い芸人が情報番組のMCやコメンテーターを務めたり、俳優としてドラマや映画に出演したりするのが当たり前になっている昨今。
芸能人の“マルチタレント化が進む中、当然女子アナに関してもルックスやアナウンス技術が優れていればOKという時代ではなく、個性やタレント性がより重要視されてくる。
それがフリーの身となればなおさらだ。
民放テレビ局の編成担当は語る。
「加藤さんの女優業進出はその最たるケースでしょう。本人はかなり本気で演技の勉強に取り組んでいるようですが、元々演技に興味があったことに加えて、危機感もあるのではないでしょうか。昨年に女性誌『an・an』での肘ブラなどのグラビアが話題になった田中みな実さんもそうですが、シビアな話、2人ともフリー転身前に期待されていたほどの活躍は見られていないというのが実情です。局アナの中でも美貌や個性が際立っていた両人ですが、フリーとなり“芸能人”という大まか括りの中で勝負していくうえで、苦労する部分もあるのでしょう」
そのうえで続ける。