テイスティングに困らない!? 「香り」と「味覚」でワインの楽しみ方が倍増する方法 (1/4) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

テイスティングに困らない!? 「香り」と「味覚」でワインの楽しみ方が倍増する方法

連載「ワインは毒か、それとも薬か」

このエントリーをはてなブックマークに追加
岩田健太郎週刊朝日#ヘルス#ライフ
岩田健太郎(いわた・けんたろう)/1971年、島根県生まれ。島根医科大学(現島根大学)卒業。神戸大学医学研究科感染治療学分野教授、神戸大学医学部附属病院感染症内科診療科長。沖縄、米国、中国などでの勤務を経て現職。専門は感染症など。微生物から派生して発酵、さらにはワインへ、というのはただの言い訳なワイン・ラバー。日本ソムリエ協会認定シニア・ワインエキスパート。共著に『もやしもんと感染症屋の気になる菌辞典』など

岩田健太郎(いわた・けんたろう)/1971年、島根県生まれ。島根医科大学(現島根大学)卒業。神戸大学医学研究科感染治療学分野教授、神戸大学医学部附属病院感染症内科診療科長。沖縄、米国、中国などでの勤務を経て現職。専門は感染症など。微生物から派生して発酵、さらにはワインへ、というのはただの言い訳なワイン・ラバー。日本ソムリエ協会認定シニア・ワインエキスパート。共著に『もやしもんと感染症屋の気になる菌辞典』など

一般的に、辛いワインというのは存在しない。辛口ワインという言葉はあるけれど、あれは「甘くない」という意味だ(写真:getty images)

一般的に、辛いワインというのは存在しない。辛口ワインという言葉はあるけれど、あれは「甘くない」という意味だ(写真:getty images)

 感染症は微生物が起こす病気である。そして、ワインや日本酒などのアルコールは、微生物が発酵によって作り出す飲み物である。両者の共通項は、とても多いのだ。感染症を専門とする医師であり、健康に関するプロであると同時に、日本ソムリエ協会認定のシニア・ワイン・エキスパートでもある岩田健太郎先生が「ワインと健康の関係」について解説する。

*  *  *
 ワインは数ある酒類の中でも特に人気が高い。が、ワイン・テイスティングというと、とかく「難解」「ハードルが高い」と思われがちだ。そこで、ワインの味わい方を超簡単にここで解説しておこうと思う。ほんと、超簡単ですよー。

 基本的には、ワインの味わい方は「香り」と「味覚」の二つに分けるとわかりやすい。まあ、このほかにも色とか楽しむポイントは多々あるけれども、「さしあたっては」香りと味覚で十分だ。なにしろ「超簡単」なので。
 
「香り」と「味覚」。両者について意識的に楽しむと、ワインの楽しみが倍増する。では、まず味覚について。
 
■一般的に、辛いワインは存在しない
 
 ワインの味覚の特徴として、甘み、酸味、そしてタンニンの味(渋み)の3種類に分けるのがわかりやすい。もっとも、白ワインにはタンニンの渋みはないから、この場合は甘みと酸味の二つになる。このことはすでにすこし述べた。食べ物の場合、味覚は、一般的に五味に分類する。甘辛苦酸に、アミノ酸や核酸の味、すなわちうまみを合わせて五味だ。前回述べた「味の素」の味覚も「うまみ」に分類される。では、この五味は、ワインにどう当てはまるか。
 
 一般的に、辛いワインというのは存在しない。辛口ワインという言葉はあるけれども、あれは「甘くない」という意味だ。辛口ワインは、本当は辛くはない。また、薬草などを混ぜた混成酒でなければ、基本的に苦いワインというのもない。赤ワインでは渋み(タンニン)は感じられるけれども、「苦み」とは違う。昆布のようなうまみ(だしの味)もワインの味ではないとされる。そのせいか、ワインはカレーやタイ料理、キムチといった辛い料理や、カツオや昆布の「だし」を利かせた和食には一般的に合いにくいと考えられている。
  


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい