“ちょいもれ便”は5人に1人 予防のための「スクワット&尻トレ」

シニア

2018/05/29 07:00

小林弘幸(こばやし・ひろゆき)さん/順天堂大学医学部教授。日本体育協会公認スポーツドクター。自律神経研究の第一人者としてメディアで活躍中。著書『死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい』(幻冬舎)がヒット中。
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小林教授から10のアドバイス(週刊朝日 2018年6月1日号より)
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岡部友(おかべ・とも)さん/パーソナルトレーナー。フロリダ大学在学中に、プロアスリートに指導できるスポーツトレーナーが保持するNSCA-CSCSの資格を取得。著書『美尻トレ』(文藝春秋)がヒット中。
岡部友(おかべ・とも)さん/パーソナルトレーナー。フロリダ大学在学中に、プロアスリートに指導できるスポーツトレーナーが保持するNSCA-CSCSの資格を取得。著書『美尻トレ』(文藝春秋)がヒット中。

 いつまでも元気に歩ける体でいたい。自分が好きなものを着こなせる、キュッと締まった体形でありたい。そのためには“尻まわり”を鍛えることが大切だ。いま話題のドクター、トレーナーの特別講座を開講する。

【イラスト】スクワット&尻トレのやり方はこちら

「老後、一番恐ろしいのは“動けなくなること”ではないでしょうか。いくつになっても自分の力で自由に動ける体でいるためには、若いうちから足腰を鍛えることが大切です。そのためにもっとも役立つ、シンプルな運動。それがスクワットです」

 と、順天堂大学医学部教授の小林弘幸さん。スクワットはしゃがむ動作を繰り返す運動。単純なトレーニングと思われがちだが、実は股関節、膝関節、足関節などの多くの関節を動かすと共に、何種類もの筋肉を連動させて動かしている。

「骨盤の内部にあり、関節を動かし、太ももを曲げる『大腰筋』、足をピンと伸ばして、転ぶのを瞬間的に防ぐお尻の筋肉『大殿筋』『中殿筋』、太ももの表側にあり、体重がかかっている膝を伸ばす『大腿四頭筋』、太ももの裏側にある『大腿二頭筋』等々、スクワットで使う筋肉はざっと数えただけでも10種類くらいあります。全身の筋肉の60%は下半身にあるので、スクワットは筋力低下を防ぐのに非常に効率的な運動だと言えるでしょう」

 スクワットはさらに、便もれや尿もれの予防にもなるという。

「便もれというと介護を必要とするような方に限ったトラブルと思われがちですが、決してそのようなことはありません」

 衛生用品の大手メーカー、ユニ・チャームが昨年2月に行った2万人のインターネット調査(*調査対象は20~79歳の男女)の結果によると、「ちょいもれ便」は5人に1人が経験している。さらに経験率を性別で見ると、男性は4人に1人とやや高い傾向にあるようだ(ユニ・チャーム調べ)。

「便もれは肛門の収縮を司る『肛門括約筋』が出産の際に傷ついたり、加齢で筋力が低下したりすることによって起きます。スクワットをすると、実はこの『肛門括約筋』も鍛えることができるので、便失禁を防ぎやすくなります」

 またスクワットは骨盤底筋群にも働きかけてくれるので、尿もれを防ぐことにもつながる。

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