大センセイVS元新聞記者 “優先席で居眠り”をめぐりバトル! (1/4) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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大センセイVS元新聞記者 “優先席で居眠り”をめぐりバトル!

連載「大センセイの大魂嘆!」

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スカートの中は…(※写真はイメージ)

スカートの中は…(※写真はイメージ)

 SNSで「売文で糊口をしのぐ大センセイ」と呼ばれるノンフィクション作家・山田清機の『週刊朝日』連載、『大センセイの大魂嘆(だいこんたん)!』。今回のテーマは「スカートの中」。

*  *  *
 ある日、新宿行きの小田急線に乗っていたときのことである。

 平日の昼間だというのに、車内は結構混み合っていた。優先席の前の吊革にぶら下がっていると、目の前で若い女性がコクリコクリと居眠りを始めた。

 彼女の左隣には、杖を握りしめた爺さんが座っている。黒縁メガネをかけ銀髪をオールバックにした、インテリっぽい爺さんである。

 女性はだんだん眠りが深くなってきたのか、やがて爺さんの方にもたれかかるようになった。

 女性がもたれてくると、爺さんは眉をしかめながら肩で女性を押し返す。また女性がもたれかかる。爺さんが押し返す。これが何度か繰り返されるうちに、爺さんは明らかにイライラし始めた。「ちっ」と舌打ちをしたり、「ったく」と短くつぶやいたりしている。

 女性のもたれ方がどんどんひどくなっていく。どうなることかと見守っていると、ついに業を煮やしたのか、爺さん、思い切り女性を押し返すと、

 ガツっ!

 なんと、杖の柄で思い切り女性の頭を殴ったのだ。


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