看護師さんという立場から少しずつ自分のこともお話していただくようなことがあったりして、仲のよい一番信頼できる人になっていきました。看護師さんが施術をするということで誤解を与えてしまうことは当たり前であって、そこにスタッフの人間であったり、いろんな人がいてくれることも多々あったんですが、誤解を招いてしまいました。

 記事にもあるように時間が長すぎるんじゃないかとか場所も怪しいんじゃないかということになっているのは当然だと思います。先ほど、C型肝炎ということをお話しましたけれども、当たり前ですが体調不良で来ていただいていて、女性として来ていただいたことは一度もない。精神的な医療サポートをしてもらった。

 それから、非常にお恥ずかしい話なんですけれども、僕が男性としての女性を呼び込みたいというような欲求というものとはちょっとかけ離れていまして……。

 心から本当なんですが、男女の関係というのはまったく考えてないです。ありません。誤解を生じさせてしまいましたし、男女を想像させるような環境も多々あったと思います。これをみなさんが使っている言葉を使わせていただきますが、不徳の致すところ以外にはありません。申し訳ありません。

 体調不良は本日も変わらず、残念ながら耳鳴りがどうしても治らなくて。仕事も納期が3日、1週間、締め切りも滞りまして、小室だからこんな音を作ってくれるだろうという期待に応えられるか、ということも2017年秋から、自問自答する日々でした。

 1週間、悩みに悩んでやり直しみたいな日々もありました。10年前、20年前では考えられなかったことなんですが。期待に応えられるレベルなのかな。正直やり直しやり直しということも増えてきました。簡単にいうと不安、自信のなさということが日増しに増えていきました。KEIKOにも簡単な言葉でしたが悩みを言いました。もう音楽に興味がない人になっているので、「そうなんだ」というくらいだったのかなと思います。

 そういう事情で、(A子さんに)ついつい相談ごととか、17年から18年の年末年始、特にそうなってしまいました。奥さんはピアノのフレーズを聴いても30秒ももたない。それで依存がA子さんの方に強くなってしまいました。

 そうしたタイミングで週刊文春さんに報じられ、僕から言うと戒めみたいなことなのかなと思っています。

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文春取材で裁判所の判決を突きつけられたような気分に