しりあがり寿「これ以上不安を描く必要がない」3.11後の変化とは? (3/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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しりあがり寿「これ以上不安を描く必要がない」3.11後の変化とは?

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しりあがり寿(しりあがり・ことぶき)/1958年、静岡県生まれ。81年に多摩美術大学グラフィックデザイン専攻を卒業後、キリンビールに入社し、パッケージデザインや広告宣伝等を担当。85年に単行本『エレキな春』で漫画家としてデビュー。パロディーを中心にした新しいタイプのギャグ漫画家として注目を浴びる。94年に退社し、独立。2002年から朝日新聞夕刊で4コマ漫画「地球防衛家のヒトビト」を連載。06年から神戸芸術工科大学芸術工学部教授。近年では映像、アートなど多方面に創作の幅を広げている。
西家ヒバリ(さいけ・ひばり)/1959年、神奈川県生まれ。多摩美術大学油画専攻卒業後、デザイン事務所、ブティック勤務を経て85年に結婚。91年に単行本『底抜けカフェテラス』でデビュー。幼少期の憧れだった少女漫画家とは百八十度違うギャグ漫画家になる。98年に長女を、2002年に長男を出産。代表作に『韓流時代劇にハマりまして』(小学館)など。(撮影/岡田晃奈)

しりあがり寿(しりあがり・ことぶき)/1958年、静岡県生まれ。81年に多摩美術大学グラフィックデザイン専攻を卒業後、キリンビールに入社し、パッケージデザインや広告宣伝等を担当。85年に単行本『エレキな春』で漫画家としてデビュー。パロディーを中心にした新しいタイプのギャグ漫画家として注目を浴びる。94年に退社し、独立。2002年から朝日新聞夕刊で4コマ漫画「地球防衛家のヒトビト」を連載。06年から神戸芸術工科大学芸術工学部教授。近年では映像、アートなど多方面に創作の幅を広げている。
西家ヒバリ(さいけ・ひばり)/1959年、神奈川県生まれ。多摩美術大学油画専攻卒業後、デザイン事務所、ブティック勤務を経て85年に結婚。91年に単行本『底抜けカフェテラス』でデビュー。幼少期の憧れだった少女漫画家とは百八十度違うギャグ漫画家になる。98年に長女を、2002年に長男を出産。代表作に『韓流時代劇にハマりまして』(小学館)など。(撮影/岡田晃奈)

妻:少子化対策漫画、と銘打って。

夫:でも「このままじゃダメだ!」みたいなことばかり描いていると、読者にいやがられちゃうんですよ。さあ、どうしようかなと思っていたら……。

妻:3.11があって。

夫:逆に「希望を描こう」と思いましたね。それまでは不安ばっかり描いてくさしてたけど、あんなことが起こったら、これ以上不安を描く必要がない、と思った。でもいまだになかなか希望が見つからない。そこからちょっとモヤモヤっとしちゃってはいるんです。

妻:最近は作品について話し合ったりしないね。「なんか4コマ漫画のネタない?」って聞かれるくらい。

夫:「最近、お母さん仲間で話題になってることない?」って。

妻:「野菜高い!」とか。

夫:参考になります。

――出会いから40年。これからも二人の漫画家人生は続く。

妻:漫画家って定年がないのはラッキーかも。

夫:まあ、うちは子どもが遅かったからね。もうちょっとがんばらないと。

妻:もうちょっとだよね。いま上の子が美術大学を受験中で、下の子は高校2年。

夫:「そのうち家族史漫画出そう」って言ってるんだよね。子どもが絵を描いてくれるようになったらやりたいよね。

妻:楽しみ~。

週刊朝日  2017年3月24日号より抜粋


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