「無理して出場してるから故障が長引いて古傷化してるわけで、休んでシッカリ治せばいいのに、と思われるかもしれませんが、彼は看板力士。師匠の追手風親方(元幕内・大翔山)にしても、本人にしても、休場できない、という日本相撲協会の空気は感じているはずです。こんなお相撲さんは若貴以来、と言っていいくらい。だからこその苦労ですよ」(前出デスク)

 早くから永谷園というスポンサーがつき、ハングリーさがないとの指摘もあるが、ここにきて“永谷園効果”もあるらしい。

「飯を食ったあと、最後はお茶漬けにして流し込んでるそうで、それが体重増につながっている(笑)。本人は場所中、『先場所の成績が成績だったので、悔しい思いを忘れずにやっている』と言ってましたが、あのイケメンぶりに似合わず地道に四股を踏んで、努力してるんですよ」(担当記者)

 今場所の好成績で番付が上がる11月場所。まさに真価が問われる。

週刊朝日  2016年10月7日号