大学の工学部の学士課程入試で「女子枠」を設ける動きが広がりつつある。島根大学、富山大学、名古屋大学は2023年度入試から女子枠を設けた。東京工業大学は24年度入試から58人の女子枠を導入し、翌年度にはさらに枠を拡大し、募集人員は計143人になる。この計画が昨年11月に発表されると「男子学生に対する逆差別ではないか」と、大きな反響があった。なぜ、工学部で女子枠が広がりつつあるのか、AERA dot.編集部は四つの国立大学に取材した。
増える「工学部の女子枠」は男子学生に対する逆差別なのか? 制度開始の背景にトヨタあり
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